ディリで迎えた2日目。今日から本格的な活動が始まります。
まずはホテルで各自朝食です。昨晩はぐっすり眠れたそうで、特に遅刻などもなく朝食を楽しんでいました。景色もいいレストランです。9時にバスで出発。本日最初の訪問地は日本大使館です。山本栄二在東ティモール日本国大使を表敬訪問させていただきました。
大使館の前は海が広がっています。
クリストレイも見えます。
まず最初に山本大使から「メディアなどではよく最貧国だともてはやされるが、現在目覚ましい成長をとげており、実際にはそうではない。独立闘争中、PKO時代、そして現在と多くの日本人が東ティモールを支援してきており、日本に恩義を感じている人も少なくない。そうした日本からいろいろなことを学びたいと思っている東ティモール人も多く、また東ティモールの人々から学ぶことも多いと思うので、ぜひ交流の中で何か一つでも学び取ってほしい。」といったお言葉をいただきました。
その後質疑応答の時間を設けていただきましたが、経済やビジネス、文化、人間性、おすすめの食べ物など、生徒たちは実にたくさんの質問を投げかけ、その質問に山本大使や専門調査員の樋口さんが丁寧に答えてくださいました。山本大使始め職員の方々も我々を温かく迎え入れてくださり、有意義な時間となりました。
次に伺ったのは外務協力省。コエーリョ大臣を表敬訪問しました。
コエーリョ大臣からも「独立闘争時代から支えてくれた日本から多くの原則や態度を学んできており、日本人に対する信頼は大きい。現在も道路や橋、灌漑施設の建設など多くの面で協力してもらっているが、将来はパートナーとしてさらに良好な関係を構築したいと思っている。JENESYSの交流でお互いに何かを学び取っていただきたい。」というお言葉をいただきました。大臣は大の日本好きで、何度も来日したことがあるそうです。太鼓や庭園、剣道、宮本武蔵などがお好きなようで、気さくに生徒たちに話しかけてくださいました。こちらでも生徒たちは積極的に質問し、とても貴重な時間となりました。最後に生徒代表として吉森さんが英語であいさつをし、記念撮影を行って訪問は終了しました。
表敬訪問の後はランチ。Food Starというレストランでビュッフェ形式のインドネシア料理をいただきました。
午後は国立リハビリテーションセンター(CNR)を訪問しました。ここでは3人の日本人の方が海外青年協力隊として働いていて、仕事の内容や思いなどを聞かせていただきました。今回お話ししてくださったのは理学療法士の近行愛さん、作業療法士の佐藤央基さん、義肢装具士の宮田祐介さんの3人。
プロフィールをお聞かせいただいたあと、実際にどのような場所でどのような仕事をさせているのかを案内していただきました。そして最後になぜ海外青年協力隊になろうと思ったのか、どんな苦労があるのか、またどんなやりがいがあるのか、こちらではどのように過ごしているのかなどを質問にもお答えいただきながらお話しいただきました。
生徒たちの中には海外で活躍したい、医療系を目指したいという生徒もいて、熱心に話を伺っていました。■参加生徒の一人Ayakaさんの日記より
ホテルに到着し、ショッピングエリアを散策してみました。
そしてホテルに戻り一休みした後は夕食。本日はNari’s Restaurantという韓国料理のお店でプルコギをいただきました。ちょっと濃いめの味付けですがなかなかおいしかったです。
レストランに行く途中現地ガイドさんおすすめのコーヒーショップにも立ち寄り、何人かは豆を買っていました。
今日は本当にとても貴重な体験の連続でした。お会いしたみなさまからいただいたたくさんの刺激が、生徒たちのこれからに大きな影響を与える予感がします。
明日はいよいよプレゼンテーションの日です。今日も10時過ぎまでみんなで打ち合わせや最終調整を行いました。あとは明日全力で発表するのみ。現地の皆さんに喜んでいただけるよう頑張りましょう。