ProjectTour 最終日も最高の天気に恵まれました。
朝食もバイキング形式で、焼き魚や湯豆腐など和食を中心に美味しくいただきました。
朝食後、大きな荷物をまとめて部屋を片付けたあと、この4日間の総まとめとも言える講演を聴きました。
講師の先生は「大久野島から平和と環境を考える会」代表の山内正之先生。
大久野島の毒ガス加害・被害の歴史について、貴重なお話を伺いました。
日本が大久野島で秘かに毒ガスを製造して国際条約に違反しながらも戦争で使用していたこと、その一部が現在でも残り人々を傷つけていること、毒ガス製造の事実はアメリカの意向で東京裁判でも裁かれずに隠されてきたことなど、日本が行った加害の歴史にもしっかり向き合い、この過ちを絶対に繰り返してはならないという強いメッセージをいただきました。
生徒たちも真剣に聞き、さて、自分には何ができるかを考えたことと思います。
講演終了後も先生に質問をしている生徒もいました。
これで今回のプログラムはほぼ終わり、帰路へつきます。
ウサギとふれあいながら、のんびり港へ向かいました。
素晴らしい景色に囲まれ、かわいいウサギがのんびり暮らす、平和の象徴のようなこの島が、重い歴史を背負っていることを、生徒たちはどのように捉えたのでしょうか。
フェリーで大久野島をあとにしました。
忠海港から福山駅に向かう途中、今年7月に起きた西日本豪雨の爪痕がバスの車窓から見えました。
福山駅から新幹線のぞみに乗り東京へ。
この4日間、広島で起きた戦争をさまざまな角度で学び、考えました。
戦後70年以上経った今だからこそ、当時の悲惨さを伝えようとする動きが活発になっていることを感じました。さて、伝えられた若者たちは、これからどのような行動をするのか。そこが大切です。
まずは、探究マガジンとしてまとめます。