JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

Tsukuba Mini Maker Faire 1日目

 2月15日〜16日の2日間にわたって開催される、Tsukuba Mini Maker Faireに、本校の高校1年生が参加しています。

 

tmmf.jp

 

このMaker Faireとは、上記サイトによると、以下のように書かれています。

Maker Faireについて

Maker Faireは、地上最大の(DIYの)展示発表会です。家族で楽しめる、発明と創造と役に立つ情報がいっぱいの展示会であり、Makerムーブメントのお祭りです。そこは人々が自分で作った物を見せ合う場所であり、自分が学んだことをシェアする場所でもあります。

出展するMakerは、技術愛好家、クラフト作家、農家、科学者、ガレージの機械いじり愛好家など多岐にわたり、年齢も経歴もまちまちです。Maker Faireの使命は、このコミュニティを、楽しませ、情報を提供し、結びつけ、より大きくすることにあります。

最初のMaker Faireは、カリフォルニアのサンマテオで開催され、2013年の8回目には、800組を超えるMakerと12万人以上もの来場者が参加しました。もう1つのフラッグシップイベントであるWorld Maker Faire New Yorkは、3年間で500組を超えるMakerと5万5千人以上もの来場者を迎えるまでに成長しています。その他の主要なMaker Faireが開催されているのは、デトロイト、カンサスシティ、ニューカッスル(イギリス)、ローマ、東京です。また、各地のコミュニティが主催、運営するMini Maker Faireは、全米、そして世界各地で開催されています。

https://tmmf.jp/2020/

 

本校の生徒も、それぞれのアイデアをカタチにした作品を持って今回のイベントに参加しました。

 

会場は、茨城県つくば市にある「つくばカピオ」です。

 

 

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今回のテーマは、「アイデアを形にする 〜僕らが作ってきたもの〜」というもので、4年ほど前から、図書館のファブスペースを中心に活動してきた集大成でもあります。

 

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会場に入ると自分たちのブースに移動し、早速準備を開始しました。

 

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ディスプレイを設置したり、作品を展示したり、案内のパネルやリーフレットを用意したりと、それぞれの仕事をテキパキとこなしていく生徒たち。実は彼らは、夏にビッグサイトで開催されたMaker Faireにも参加していて、どうやらその経験が早速生かされているようです。

 

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今回の出展作品は4点です。

まずは、作品の中で一番大きな「Dream Desk」。「教室の机がゲーム機だったらなぁ」と言う発想から生まれた、教室の机をゲーム筐体にした作品です。実際の机をくり抜いて、その中心にモニターやジョイスティック、マイコンやコントローラーが埋め込まれています。

 

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実際にプレイできるゲームも、生徒がプログラミングしたもので、ゲームの主人公は、工学院大学のマスコットキャラクターのコーガ君です。この「Dream Desk」は小さな子供たちにはもちろん、大人の方にも大人気でした。どうやらその昔喫茶店にあった、あのゲーム機を連想される方が多かったようです。机の裏側には、様々な配線がめぐらされていることがわかります。

 

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2つ目は、スマホと連動して1日の読書時間を記録できる「IoTしおり」、3つ目はスマホの位置情報とGoogleMAPを用い、現在地点から指定した目的地へ向かう方角を振動で教えてくれる「羅針腕」です。

 

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最後は、midi規格のデータを用いて、arduinoと言うマイコンからFDDのモーターの回転速度を制御することでとで音楽を奏でることができる「パリッピー」です。

 

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「パリッピー」はモーターの振動音で音楽を奏でる装置なので、そこまで大きな音を出すことができません。そこでマイクとアンプを用いて音を増幅させようと試みたのですが、会場は予想を遥かに超える盛況ぶりで、用意したマイクでは周りの音まで拾ってしまいうまくいきません。

そこで急遽、会場近くの100円ショップで安いイヤホンを調達してきました。実は単純な構造のイヤホンであれば、マイク端子につなぐことでマイクのように音を拾うことができます。通常のマイクと比べて感度が悪いことを逆手に取り、直接FDD接触させることで、FDDの振動のみを無事にアンプに伝えることができました。

 

たとえばこうした場面で、試行錯誤しながら課題を解決していくことは、とても大きな力になります。何か問題にぶつかったときに、さてどうすれば良いかといった力は、こうした挑戦の中で生まれてくるのだと思います。

 

だんだんお客さんも増えてきて、会場内はすごい熱気です。

 

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会場の外にはキッチンカーもたくさんあって、交代で昼食を楽しんだり、会場内の他のブースを覗いた離しました。きっと数多くの発見や学びがあったことと思います。

 

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ブースに寄ってくださった皆さんにたくさんアドバイスもいただきました。各々、反省点を見つけて、次に生かします。

 

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と言うことで、1日目は終了です。お疲れ様でした。

 

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さあて、明日はどんな方がブースに来てくださるでしょうか。明日も1日頑張ります。

 

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※つくばファンクラブさんのインスタグラムでご紹介いただきました。

つくばファンクラブ Tsukuba Fan Club on Instagram: “#DreamDesk by 工学院大学院附属中学校・高等学校 教室の卓がゲーム卓だったら、、。 #tmmf2020”