JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

高2 MoG2020 宮眞株式会社様にプレゼンテーション

高等学校2年生インターナショナルコースは、京都府与謝野の宮眞株式会社 代表取締役 宮﨑様に丹後ちりめんを使った商品開発、メディア戦略、海外戦略をオンラインでご提案させていただきました。このブログタイトルにある”MoG”とは、Mission On the Groundの略称であり、リアルな社会問題を解決しながら、挑戦する力を身につける問題解決プロジェクトです。今回は、丹後ちりめんブランドのマーケティング、商品開発、販売促進をテーマに、認定NPO法人Very50の菅谷様、谷弘様、杉谷様にご指導いただき、生徒たちは社会と経済について学び、分析と考察に基づいた戦略を発案しました。

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生徒たちは、今年度夏から伝統工芸品や販売商品について考え、2学期よりMoG紡ぐプロジェクトを本格的に始動しました。本校所在地である東京都八王子市も、京都府与謝野同様に織物の町であり、文化を継承する当事者として取り組みました。

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全員で理論を学びながら、丹後ちりめんを高校生の日常に取り入れる商品開発、SNSの効果的使用による販売促進、訪日外国人観光客への販売戦略の3チームに分かれ、分析と創意工夫を重ねました。

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コロナ禍、現地訪問が叶わない中、宮眞株式会社様にちりめん生地を郵送いただき、生徒たちは商品開発に取り組みました。高校生としての自己分析から、商品を考案し、試作を重ねました。海外戦略チームは訪日外国人のターゲット層を明確にし、アンケートを実施しました。データと中国本土の実情から実情を把握し、台湾をターゲットにすべき提案ができました。メディアチームはInstagramを試行し、ハッシュタグ、写真、ストーリーの活用を提案しました。生徒自身が使うものを活用した販売促進戦略です。

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プロジェクトリーダーとチームリーダーの感想を紹介いたします。

今回、「ちりめんという伝統的な織物を高校生に売る」という、非常に難しいテーマで、なおかつ、コロナウィルスの影響で現地に足を運べず、活動の範囲が大きく制限された中でのプロジェクトとなりましたが、宮眞株式会社さんの全面協力と、very50のみなさんのサポートにより、なんとかプロジェクトをやりとげることができました。3チームともそれぞれたくさんの調査をもとにした論理的な提案だった、という評価もいただき、宮眞株式会社さんの今後にお役立てしていただけるような内容になったのではないかと思っています。このMoGを通して、プロジェクトの進め方や、ロジックの立て方など、将来役立つであろうことはもちろん、日本の伝統であるちりめんという織物に触れ、知り、継承に少しでも携わることができたという意味でも大きな意義があったのではないかと思います(飛川)

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私は今回MoGという貴重な体験ができて、しかもその中の海外チームのリーダーとして参加できて、とてもいい勉強になりました。 今年のMoGはコロナの影響で予想外のことがたくさんありました。外国人観光客に直接インタビューをすることができなかったり、実際に現地の外国人観光の状況を調べれなかったり、海外にまずコネクトすることが困難になっていました。私は正直今回のMoGに対して(特に海外チーム)どうなるのだろう…?上手くできるかな…?などの不安がたくさんありました。 そのため、私は今回のMoGが無事成功できたことが嬉しく、とても安心しています。 今回のMoG(海外チーム)の成功はチームメンバーやたくさんの人たちに助けられたおかげだと思います。Very50の皆さんには何回も相談に乗ってもらったり、たくさんのアドバイスをもらったり、常に支えられていました。そして、到底私たちだけでは難しかった海外にコネクトすることは私の友人が私たちを繋げてくれたのおかげで無事にターゲットの外国人の方々とコミュニケーションをとることができました。 皆さんには感謝しかないです。 本当にありがとうございました。(秋山)

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今回私はMoGでメディアチームのリーダーをやらせていただきました。私は今まで色々な形でリーダーという役目をやらせていただいた経験があるのですが、今回このMoGというプロジェクトのリーダーは従来の経験とは異なり、企業に何らかの形で貢献する、売り上げ向上のお手伝いをするという非常に難易度の高いもので私はいつも以上に責任感と不安でいっぱいな毎日でした。チームリーダーとしてチームをうまくまとめること、仕事をみんなにうまく割り振ることなど私自身もまだまだ経験が浅いこともあって、時にはチームメンバーなどと意見がぶつかってしまったり、物事が思うように進まない場面もありました。ですが、このプロジェクトを進めていくうちにチームメンバー全員との仲が深まり、みんなには色々な場面で支えてもらいました。現地に行けない分、苦戦する部分も多かったのですが、宮眞株式会社さんのお役に立てるように私たちも念入りにディスカッションやリサーチ、分析を重ね最終プレゼンではとても良い結果を残せたと思います。これも、チーム全員が全力で頑張ったからです。私はメディアチームのリーダーとしてこのMoGに参加できたことをとても嬉しく思います。(齊藤)

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宮﨑社長と宮眞株式会社の皆様、 Very50の皆様、ありがとうございました。