2019年11月11日(月)
8:25欠席、遅刻もなく、全員元気に東京駅に集合し、プロジェクトツアーがスタートしました。今年は学年全員で、宮城県内の東日本大震災の被災地を中心に訪れます。
東北新幹線やまびこ129号で移動中の2時間では、朝食を食べたり、現地での行程や座席などを確認したり、動画の編集をしたりもしつつ、仲間ととても楽しく過ごしました。
11:00仙台駅に到着。小雨が降っていたようでしたが、バスに乗り込むときには止み、濡れずに移動することができました。
12:45 仙台駅から1時間半ほどで、最初の目的地である女川町に到着。
津波の被害が甚大だった町ですが、盛り土がされた上に、道路や建物が整備され、活気ある町を取り戻しつつありました。町の至るところで、工事が行われていました。
今回は女川駅を中心に整備されているシーパルピア女川の施設や店舗で活動を行いました。まずは、まちなか交流館のホールにて、おすすめの食べ物やアトム通貨の説明を受けました。
昼食はそれぞれ好きなお店を選びいただきましたが、どこも美味しそうで迷っていました。やはり、名物の女川丼(海鮮丼)を食べた生徒が多かったようです。
そして、ここで働かれている店員さんに、震災当時の様子や復興でのご苦労などを取材しました。また、近くには津波の引き波によって転倒されたと考えられている旧 女川交番が残されており、その周辺を観光交流エリアにするための工事が進んでいました。
(天候が心配だったため、プログラムの順番を入れ替えました。)
14:40 まちなか交流館に戻り、女川町の震災当時の様子やその復興について、観光協会の方と、当時小学校6年生だった女川町役場の職員の方のお話を伺いました。
最後に、講話の感想や質問をたくさんの生徒が行いました。当時の差し迫った状況を改めて伺い、さまざまな思いが込み上げてきたようです。
講話の中でもお話しのあった、「女川いのちの石碑」の1つを訪れました。当時小学校卒業目前だった生徒と中学校の先生が、国語の授業でこの石碑の建立の計画を立て、寄付を募り、全部で21基の石碑が建てられています。それぞれの石碑に生徒たちが詠んだ俳句が刻まれています。
女川町から石巻市内まで移動しました。予定より早く到着でき、復興まちづくり情報交流館と石巻ニューゼに立ち寄りました。
復興まちづくり情報交流館では、石巻市の震災前後の人々の暮らしについてや、復興の状況について教えていただきました。
石巻ニューゼでは、震災翌日の3/12から6日間、手書きで作られた新聞の展示がされています。これは、石巻日日新聞社の方々が家族の安否も分からず社屋も津波の被害を受けた中でも、市民に正しい情報を伝えようと、紙とペンだけで手書きの新聞を作り、市内の6か所に掲示されたものです。この新聞の作成をされた記者の方に直接お話しをいただき、初めは正確な情報が少なかったことや、徐々に人々を励ますような情報が加えられていった様子が分かりました。
夕食は仙台名物の牛タンをいただきました!
食事前は強い雨に当たってしまいましたが、食事が終わるころには上がっていました。
利休では牛タンシチューの定食を美味しく楽しくいただきました。
公助でも牛タンカレーの定食を美味しく楽しくいただきました。
明日は大川小学校などを訪れます。