23日土曜日の、15時より、zoomを使ったオンライン講演会「在宅で学ぶ高校生のための探究的学習法&図書館リモート活用法」を開催しました。
講師は中央大学の梅澤貴典先生。図書館やデータベース等を使った探究的学習法や、アカデミックスキルズ、世界の図書館を訪問したレポートなどを、各地の教育機関でご講演、ご講義されている方で、本校でも数度ご講演いただいています。
講演会は自由参加だったのですが、1週間最後の曜日で、午前中は3時間授業があったにもかかわらず、なんと111名の生徒が参加してくれました。
講演会は、まず夢を持つこと、そして夢を実現するにはいろいろな方法があるというお話から始まりました。
夢の実現のためには、自分で考えること、「そして教科の壁を超えた自由な学び」で、正解を無限に広げていくことが大切です。集めた情報で、答えのない未来を切り開いていくことの重要性を梅澤先生は、生徒に伝えていきます。
新型コロナの影響で、在宅学習を余儀なくされている生徒へのエールもたくさんいただきました。
「たとえば今の状況だって、研究テーマになる!」
今を生きているからこその、研究テーマを探してみることも重要です。実際には、既にこの状況の中で動き出している生徒たちもいます。
「学校に通えない今、将来のために何ができるか」
興味のある問題について、集めた知識を組み合わせて解決策を考え、発信するための準備をしていくことは、とても大切です。
それでは、「なぜ、調べ・考え・発信するのか?」
目標実現のためには、周囲の人に信頼されることが大切であり、自分の言葉に責任を持つことが求められます。梅澤先生のお話は、裏付けのある情報の探し方へとつながります。
「インターネットで何でも分かる」時代に、なぜ学ぶのか?
情報検索力を高めたり、自分の考えを論理的にまとめる力は、あらゆる場面で役に立ちます。ネットだけで調べて完結してしまうことは「知の劣化」を招くと、梅澤先生は指摘します。
例えば、本校図書館でも導入している「JapanKnowledge」は、信頼できるデータベースの一つです。
確かな情報を見極めるとともに、探究力、独創性、そして発信力を高めていくことがとても重要であると、改めて感じた講演会でした。講演会の最後には、生徒から寄せられた質問について、先生から答えていただく時間を作りました。チャットで質問を寄せてくれた生徒もいました。手を挙げて聞きにくい質問も、チャットという機能を使うと気軽に質問できるということ、また、画面越しではありますが顔がよく見えること、声が近くで聞こえるなどの臨場感も、オンラインでの講演会の良さではないかと感じた時間でした。
梅澤先生、貴重なお話をありがとうございました。今後もこうした機会を作っていくことができればと考えています。
梅澤先生のスライドや、YouTube動画は、以下のポスターのリンクからみることができます。
講演会終了後、参加した生徒がアンケートに答えてくれました。以下に生徒からの声を一部掲載しておきます。
※ 参加してくれた皆さん、ありがとうございました!