JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

RSIC2021 Day1 ラウンドスクエア国際会議

ラウンドスクエア世界大会が9月20日より始まりました。本校からは、高校1年生から3年生まで7名の生徒が参加しています。3名の生徒は会議の議事進行役として参加しています。

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今年度のテーマは”Blue Skies and Brave Conversation”です。18か月以上に及ぶコロナ感染症拡大状況ですが、青空にある一筋の光に比喩されるように、変化に向けて、参加者は勇気をもって話し合います。話し合いの内容は、Identity and Inclusion, Climate Action and Ethical Leadershipです。

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オンライン上にあるラウンドスクエアのキャンパス内を、アバターで参加者は移動します。ヨガ、クイズ、ゲーム、ピクニックブランケットと呼ばれる文化紹介コーナー、映画館、会議室など様々な活動場所にアバターで移動し、ビデオ会議に参加します。アバター同士が出会うと、ビデオに切り替わり、会話をすることができます。

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初日、本校生徒は開会直後にPicnic Blanketを主催しました。キャンパス内の庭に敷いてあるピクニックシートの上で、文化紹介として、折り紙教室を実施しました。オーストラリア、韓国、中国、インドなど各国の生徒が集まり、折り紙をしながら、会話を楽しんでいました。

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基調講演後は、バラザと呼ばれる20人ほどの小グループに分かれ、Brave Conversationの意味と達成に向けて努力することについて話し合いました。バラザリーダーをした生徒は、「私は今回初めてBaraza Leaderという大きな役割を果たしました。初めてだったのでとても緊張しましたが、グループのメンバーのみんなが優しくて、途中は緊張感を忘れて楽しめました。最初はみんな初対面で緊張していたのでIce Breakerをしました。私のグループでは2 truths and 1 lieというゲームをしました。」と振り返っています。リーダーたちは、意見が出ない時、指名する時、コメントする時などの対応について体験を共有し、明日に備えました。

 

バラザリーダーをした高校3年生の生徒の感想を紹介します。

私は高校生活の3年間、Round Squareで様々なことを学び、たくさんの経験をしてきました。高校3年生ということもあり、受験も控えている中で参加することはとても大変でした。今回はBaraza Leaderとして3年間パートナーとして一緒に参加をしている由生だけでなく、高校1年生のさらちゃんとも協力をしながら今回のミーティングに向けて準備をしてきました。先輩として、後輩をリードしながら準備を進めていくことは初めての体験だったので苦戦することもありましたが、後輩たちも全力で頑張ってくれました! 

 Day1のBaraza BreakoutではBrave Conversationについて世界中の高校生とデスカッションをしました。Brave Conversastionとは直訳すると勇気ある対話という意味です。今回のディスカッションでは、普段話しにくいトピックについてお互いをリスペクトし、受け入れながら対話をすることの大切さ、またその必要性について話し合いました。今回私はホストとしての参加だったので、司会進行はもちろん、参加者の意見を聞くことが大半でした。今回のテーマは、ホストである私自身もすごく難しいテーマだなと思いながら参加をしていました。ですが、テーマに対して様々な視点からの意見、自分一人では思いつかないような鋭いポイントなどが次々と発言され、難しいテーマに対しても明確かつ深い意見の数々に終始感動していました。 

 Round Squareではリーダーシップをとることだけでなく、参加者の寄り添い、共に考える力も養えます。高校生活の3年間、Round square に参加させていただけたこと、そしてたくさんの素敵な人々に出会い成長ができたこと、とても嬉しいです。私たちの卒業後もこの活動が工学院の後輩たちに受け継がれていけばよいなと思います。