たからの庭では、古民家では和菓子も作りました。練り切りにチャレンジします。
まずは手順を真剣に聞きます。練り切りは、季節の風物を和菓子で表現する食べる芸術ともいわれます。
季節の花、あじさいにチャレンジです。
茶こしを使って花びら一枚一枚を丁寧に作り、お箸で重ねていきます。それぞれの生徒がこだわってデザインしていきます。
自分で作った和菓子を持って茶室の「宝庵」に移動し、お茶の作法を教わります。
正座し背筋を伸ばします。お茶碗は左手に乗せ右手を添え、指は揃えて美しく見えるようにします。お茶を出されたら、お茶碗の正面から飲まないよう少し回すようにします。生徒も真剣に聞いて、実践します。
普段しない正座に…早くも足がしびれてきた生徒もいるようです。
お茶をたて、自分で作った和菓子をいただきます。一生懸命作った和菓子を食べるのがもったいないと言いながらも、美味しく食べました。
茅葺屋根で小さな窓のある2畳の草庵茶室も見学しました。千利休により設計され定着した建築形式です。とても風情がありました。
にじり口という小さな入口は、体をかがめないと入れません。その理由は、身分の違う人も茶室では平等であり、武士も頭を下げ、刀を外して入るようになっているようです。実際に入ってみると狭いものの、小窓から光が差し込み、掛け軸があり心が落ち着く空間です。
心を落ち着かせ、丁寧に抹茶をたて、心を込めて作った和菓子を季節感を味わいながらいただくという経験ができました。とてもシンプルですが、日常ではなかなかできないものです。
日本の伝統文化への興味をもてるきっかけにもなったように思います。
古民家に訪問した陶芸・和菓子のグループです。午後はそれぞれで計画した場所へ向かいます。フィールドワークへ出発です。