ルーマニアのParadis International Collegeで、本日はサービス活動に参加しました。ラウンドスクエアの理念、IDEALSの理念の一つ、Serviceの具現化です。Paradisの生徒たちは、Tansaという村で歴史と文化の保全と教育を目的に4年間活動しています。
Tansaは学校から車で2時間ほどの場所です。丘陵地帯にあるのどかな場所です。校長先生ご夫妻の生まれ故郷でもあります。
まずは、地元の小学校を訪問し、クリスマスプレゼントと寄付をお渡ししました。学校が地域の教育を支援する取り組みの一つです。
次に陶芸工房を訪問しました。ルーマニアの陶芸発祥の地ですが、現在はその技術を継承する人が少ないのが現状です。そこで、陶芸を保全するために、製作体験のできる工房を起業家とが立ち上げ、文化の保全に努めて居ます。陶芸に描かれる模様の意味を知り、私たちのルーツがここにもあることを発見しました。
Paradisは現地の古民家を修復し、かつての人の暮らしと、織物と陶芸について保全活動をしています。土器、何百年も前の書物、家具、農具、織物の展示施設です。
途中、校長先生のご実家も訪問し、お母さまとお話をしました。こちらは教員を多く輩出した村で、日本の美術展での賞状も飾られていました。
生徒の感想です。
今日は昨日と引き続き様々の体験をしました。初めに陶芸です。陶芸では細かな技術がとても必要で、とても難しかったのですが、手応えはあった気がしました。英語が話せない陶芸の先生とも心が通じた気がしました。その後に訪れたお家の人の展示品の中には日本の受賞の紙などがあり、とても親近感が湧きました。
その後は家に帰り、ホストブラザーが手料理を振る舞ってくれると言う事で、パスタを作ってくれました。僕もお味噌汁を作りました。チームプレイで作った料理はとても美味しかったです。ラファエル君はとてもマナーがよく、お話するのが楽しく、気遣いが素晴らしいです。日本が大好きでいつも日本語を聞いてきます。明日のハイキング用のお昼ご飯もつくってくれました。