沖縄GPが2日目を迎えました。
昨夜、石垣島では急に激しく雨が降るなど、天候が心配されましたが、朝には薄曇りの状態まで回復していました。
昨日よりもさらに暖かく過ごしやすい陽気の中、生徒たちは眠い目をこすりながら、朝食のバイキングに舌鼓を打ちました。
2日目の行程は、主に石垣港からフェリーで移動して体験する「竹富島サイクリング研修」と「西表島マングローブクルーズ」です。
全体を2つのグループに分け、それぞれを交互に体験していきました。
石垣島からフェリーで15分ほどかけて訪れた竹富島では、沖縄集落の古い街並みにノスタルジーを感じながら、レンタル自転車で島内を巡りました。
西桟橋の絶景に感嘆したり、星砂の浜で星の形をした砂を夢中で探したり、時おり出会う牛車の迫力に圧倒されたりと、全身で竹富島を体感できた1時間となりました。
サイクリングを終えた生徒たちは、名残惜しそうに、帰りのフェリーに乗り込みました。
石垣島からフェリーで50分ほどかけて訪れた西表島では、遊覧船に乗って仲間川に植生しているマングローブの見学を行いました。
仲間川のマングローブは、その流域面積が日本最大と言われており、国の天然記念物に指定されています。
昨夜のワークショップで各々が立てた、マングローブ林が抱える問題とその解決策の仮説を頭に置いたうえで、実際に自分の目で見て確かめるという貴重な機会になりました。
緩やかな川の流れを感じつつ、遊覧船のガイドさんの話に耳を傾けながら、亜熱帯独特の自然の原風景に生徒たちは魅了されていました。
2つの離島での体験を終え、石垣島に戻るフェリーの中では疲れも見えましたが、満足げな表情で写真を振り返る生徒の様子も見られました。
3日目からは本島での活動となるため、石垣島での生活はこれでおしまいです。
石垣島での最後の夕食は、石垣牛のハンバーグをいただきました。
期待で胸をいっぱいにして訪れた石垣島で、お腹もいっぱいにして石垣島での最後の夜を迎えました。
竹富島でゆっくりと流れる時間に身をゆだね、西表島で自然の偉大さを再認識した2日目。「たのしみながら学ぶ」ことを大切にしながら、明日を待ちます。
(沖縄GP引率教員)
以下、沖縄GP生徒リーダーの1人(M. Mさん)からのコメントです。
「今日は雨もまじるような天気でしたが、窓を開けて船から直接見るマングローブには、東京にはない自然の魅力がつまっていました。遊覧船の船長さんの解説も、マングローブを知る者としての言葉の重みがありました。また、雨の合間をぬってサイクリングもでき、自分の体で直に竹富島の風を感じることができました。今日で石垣島には最後の宿泊となりますが、石垣島でしか作れない良い思い出を胸に刻むことができました。明日からは沖縄本島という、これまでとは違った土地ですが、そこでも有意義な時間を過ごせるようにしていきたいと思います。」(M. M)