GlobalProject 近畿班です。
天橋立荘さんありがとうございました。
丹後地方は、弁当忘れても傘忘れるなと言われるほど天候が変わります。ですが今日は終日晴れていました。これは皆さんの普段の行いが良いからでしょうか?
最初は浦嶋神社、通称宇良神社に行きました。
ガイドさんも初めてというほど、穴場なスポットでした。
ガイドさんから手水の作法を教えていただきました。
神社の方に全員でお話を伺うことはできませんでしたが、運良く伺えた人もいました。
童話の浦島太郎は、実は厳密には違く、もっと素敵な話だとか…
次に伊根に向かいました。
伊根の舟屋は、漁村では初となる伝統的建造物群保存地区に指定され、日本の誇る場所となっています。舟屋の裏に母屋があるため、家を2つ所持していることになります。
到着したら2班に分かれての行動です。海上タクシーにそれぞれ乗り、漁師さんからのお話を伺いました。海の上から見る舟屋は圧巻なものでした。全部で230件もあるそうです。たたし、全てが舟屋というわけではなく、江戸から260年続く酒屋も今も残っています。
カモメとトンビが多く飛んでおり、乗船時にいただいたカッパえびせんを船からあげました。
下船後はガイドさんによる案内をしていただきました。
今は漁師の方も少なくなっており、使われていない舟屋が多くあります。若い人はサラリーマンになってしまうため伝統が途絶えつつあります。
その一方で最近は外国からの観光客が多いため、旅館やお店を増やしています。伊根の舟屋は伝統的建造物群保存地区のため、古くなったからと言って壊せないです。土地もないため、新しい建物は建てられません。そこで、母屋を旅館やお店にリフォームすることで、生計を立てています。
中には、大正時代からある舟屋を今も残し、観光の方がそれを間近で見られるようにもなっています。
海とは関係のない八王子のため、皆さんには伊根の舟屋はどれも興味を惹くもので、よく動きよく観察していました。
お昼は伊根にある「FUNAYA KAJIYA 神慈や」でいただきました。漁港で獲れた魚のお造りに皆さんとても喜んでいました。
伊根を後にして、毛原の棚田へ向かいました。
毛原の棚田は、周囲を山に囲まれ、勾配の斜面を活用した棚田の稲作が中心に営まれている小さな集落です。また、国から様々な認定があり福知山の誇る場所となっています。
まず、毛原の棚田にてお話を伺いました。現在は12戸あり計22人が住んでいます。
平均年齢は70歳(限界集落)で、農地の面積は8ヘクタール(80,000㎡)のため、人手が大きく足りていません。ブラックベリーを植えていましたが、継ぐ人がいなく今はもうありません。
次に、大江山グリーンロッジに移動し、毛原の棚田での過去現在未来の活動について、水口さんからお話しをしていただきました。
『1000年つづく毛原の里づくり』として『ワンダービレッジプロジェクト』を2015年から取り組まれています。その背景には、現在に至るまで1000年続いた毛原の里を今後1000年も続けていきたい・いけるに違いない、ということからです。
問題点は山積みでどこから手をつけていけばいいかわからない状態で苦悩が感じられました。ただ、高齢の方々とは思えないほどの行動力で、現在もなお発展し続けています。
毛原の棚田には衝撃が多く、考えさせられるものがありました。
最後に、森の京都DMOの方からお話をいただきました。森の京都のエリアは、京都府の面積の49%を占めているのに対し、人口は9.7%と非常に少ないです。また、コロナ後には森の京都への観光客割合に対し、観光消費割合が低くなっています。そこで森の京都は、「観光地域づくり」に焦点を当てて活動をしています。地域特有の文化や歴史に重点を置き、現在そして未来へと取り組みを行っています。
本日は、「湯の花温泉渓山閣」に宿泊しました。
料理も美味しく温泉もあったため皆さんの疲れも癒やされました。
夜のミーティングをしておしまいです。
明日の夜は時間が取れないため、各班最終調整を頑張っています。
今日のブログは説明などで長くなってしまいましたが、本日の内容は大人でも行ったことのない場所ばかりのため、皆さんにとってとても貴重な経験となりました。
明日は嵐山など京都市街に向かいます。昨日今日との違いを感じつつ、楽しんでいきましょう。