こんにちは、広報室です。
6月7日、高校2年生と高校1年生を対象に「大学生に聞く会」を開催しました。
進路について考え始めた高校1、2年生にとって大学や社会がどんな場所なのか、そのリアルを知ることは大きなヒントになります。
登壇したのは本校の卒業生12名。
現役大学生と社会人1年目の先輩たちが、自身の経験を通じてリアルな大学生活や受験体験を語りました。
参加者のコース・志望分野に応じて4会場に分けて内容が調整され、当日は質疑応答も含めて多様なアドバイスが届けられました。


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大学1年生になったばかりの3名の卒業生は、全員が運動部に所属しながら受験勉強と向き合い、限られた時間の中で成果を出してきたという共通点がありました。
「まずは体を11時間勉強できる体に慣らすことから始めた」「学校が終わったら図書室か塾に直行。家では集中できないから、場所を変えて工夫した」など、生活全体を学習中心に設計し、部活動と両立させていたと言います。



特に物理・数学・英語といった科目ごとの勉強法が具体的に紹介され、
・物理:「重要問題集を3周。図を書いて考える癖を」
・数学:「チャートは繰り返し解いて、ミスはExcelに記録」
・英語:「単語帳を1冊に絞って反復。スタディサプリを併用」
など、日々の積み重ねと工夫が成果につながるという実感が伝わりました。
また、「メンタルの波はあって当然。模試の結果に一喜一憂しすぎず、“今日はこれをやる”と決めたことは必ずやる」といった言葉からは、受験期を乗り越えた先輩たちの実感が滲みました。
◆インターナショナルコースの卒業生からは、IELTSやTOEFLのスコア獲得、小論文、推薦書、自己分析など、一般選抜とは異なる受験戦略についてもリアルなアドバイスが共有されました。
・「IELTS 6.5が要件の学部に向けて中3から準備した」
・「小論文は自己の経験と成長を語れるかが問われる」
・「推薦でも基礎学力は当然求められる。標準的な問題は満点を取れるようにしておくべき」



また、勉強のしかたに関しても「バス通学中は音声教材を聞いて記憶力アップ」など、毎日同じ時間に訪れる“固定されたスキマ時間”を、反復学習のルーティンとして活用していた、という時間の使い方が共有されました。
質疑応答では「学部選びが将来にどうつながるか?」という問いに対して、
・「ICUでは文理を超えて多様な学びができる。それが自分の選択肢を広げた」
・「法政大学GISでは英語で学びながら専門を探っていける。将来を決めすぎない柔軟さがあった」 といった大学ごとのアドバイスもあり、文理横断的な学びの価値が語られました。



◆先輩おすすめの本
「受験期に読んでよかった本」に以下のものが挙げられました(一部)
・『メモの魔力』(前田裕二):自己分析に役立ち、志望理由書にも応用可能。
・『イシューからはじめよ』(安宅和人):課題設定の視点を養う。
・『ファクトフルネス』(ハンス・ロスリング):世界をデータで読み解く力を養う。
・『Newton』(雑誌):理系知識を視覚的に補完。
・『物理教室』:高校から大学への橋渡しとして活用。
また、読書に関しては「本は苦手だった」「読むよりもとにかく手を動かして覚えた」といった率直な意見もあり、情報に流されすぎず自分に合ったスタイルを確立することの重要性が語られました。
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目の前の受験勉強をどう進めるか——。
その問いへのヒントは、少し先を歩く先輩たちの言葉の中にありました。
「大学生に聞く会」は、進路選択の参考になるだけでなく、勉強に対する姿勢や日々の過ごし方、自分を見つめる視点まで、あらゆる角度から“学び”を届けてくれる機会となりました。
卒業生の皆さま、貴重な時間をありがとうございました。
今後もそれぞれのフィールドでのご活躍を心より応援しています。(広報室)