こんにちは、広報室です。
今日はインターナショナルクラスの中学3年生が、この夏にインドネシア バリ島で挑む「 Mission on the Ground(MoG)」事前学習の様子をレポートします。


彼らが挑むのは、バリ島の社会起業家と協働し地域課題をビジネスで解決する探究型プログラム。
今日の最終の事前学習では、2グループに分かれた生徒たちが企画から販売までを企業とコラボレーションするための考え方を学びました。フォーカスは「売れる仕組み」を通じて地域に価値を循環させるビジネスモデルづくり──まさに“探究 × ビジネス”を体験するための事前学習です。
特産物を生む気候や土壌、バリ島のヒンドゥー文化と長い交易の歴史がビジネスの背景に深く関わっている点も見逃せません。
◆農業チーム × Bakung Asri Woman Enterprise
ココナッツ副産物をボディケア製品にするなど、女性農業者の収入向上をめざします。渡航後は試作品づくりとワークショップ型販売を実地検証予定。
◆経済的課題を抱える地域チーム × Muntigunung Community
カシューナッツ製品を核に収益モデルを構築し、利益を村に循環させることが目標。ブランド強化とツアー連動販売を現地で実装します。


「実はね、辛辣なことを言えば、君たちが考えるような商品はもう既に市場に溢れているんだ…。」と講師の菅谷さん。
さて、ならばどうする? ということで、まずは“ペルソナ”と“価値づくり”の考え方を学びます。各チームは「商品を誰に届けるか」を一人の人物像に落とし込むペルソナ設定からスタート。
“経済的課題を抱える地域チーム”はまず、貧困のために美意識を抱くような余裕がないだろうという推測から、「美容への関心が低い男性」をペルソナに設定しました。すると、「考えてみて? 美容に関心がない男性がボディケア商品を手に取るだろうか?でもそこにターゲットを見出すのもありだ。自由な発想が大切なんです。」
菅谷さんの言葉を受けてひらめきを得る生徒たち。


続いて、“機能的価値”と“情緒的価値”の両面を意識した商品設計について学びます。
例えば、身近なお菓子キットカット。すでにブランド化されたロングセラーの商品も日本販売にあたり、その販売チャンネルを再デザインしています。“お母さんが子どもに買い与えるためのお菓子”から、“受験生がお守り代わりに持つ商品”へ。
そのマーケティングデザインの経緯や受験生向けの様々な企業とのコラボキャンペーンの例について菅谷さんが紹介すると、生徒たちは食い入るように菅谷さんに注目、大きなインスピレーションを得ているように見えました。


Mission on the Ground(MoG)は、本校では高校生が主に参加してきたプログラムですが、今回初めてインターナショナルクラスの中学3年生が全員で挑戦します。
高校段階より一足早く“ビジネスで課題を解く” 体験に挑むことで、生徒たちの世界を見る視野がぐっと広がることを期待しています。
研修期間中は、本校教員がバリからブログを随時更新する予定です。
どうぞ、現地からのレポートを楽しみにお待ちくださいね。(広報室)