12月9日(火)、高1キャリアプロジェクトとして株式会社日立システムズを訪問しました。
午前10時15分集合予定でしたが、訪問先の立地が駅から少しわかりづらく、大崎駅から本社へのルートに戸惑う生徒が見受けられました。欠席連絡の1名を除く29名が、遅れながらも無事に到着し、プログラムを開始することができました。
訪問は、日立システムズのコーポレートスタッフによる会社概要の説明から始まりました。生徒は事前に「知りたいこと」を記入し、質問形式で対話が進みました。日立グループの歴史や、あまり知られていない新幹線製造などの事業が紹介されたほか、日立システムズがIT企業として「つくる・守る・直す」役割を担っていることが説明されました。
特に、IT(情報技術)の具体的な例としてオンライン診療やロボット活用が示され、さらにIoT(モノのインターネット)による水位センサーが人々の安全を守っている話は、ITが社会に不可欠であることを生徒に理解させました。職種については、システム開発を担うSE(システムエンジニア)、修理を担うCE(カスタマーエンジニア)などが紹介されました。

続いて、現役のシステムエンジニア(SE)の方から、ご自身のキャリアと仕事について具体的なお話を伺いました。文理選択に迷い、文系学部からSEになった経験が語られ、SEの仕事が「人々の生活を便利にする」ことであり、お客様とのコミュニケーションが非常に大切であると強調されました。
仕事のやりがいは、お客様から感謝され頼られることや、知識が活かされた時に成長を感じることだといいます。生徒たちには、「頑張った経験が自信につながる」「いろいろなことにチャレンジし、得意なことを見つけてほしい」と熱いメッセージが送られました。SEが理系だけでなく、文系も含め多様な人材が活躍できる職種であることも確認され、進路選択前の生徒にとって大きな発見となりました。

その後、生徒たちは「ITで解決するビジネス提案」のミニワークに取り組みました。2人一組で身近な困り事と、それをITで解決するアイディアを考え、発表しました。
発表では、「英語の授業を自動翻訳するシステム」や、訪問時に迷った経験から「道に迷わないシステム」などの案が出ました。SEの方は、生徒の提案を尊重しつつ、自動翻訳よりも「自力で言語を学んだ方が世界が広がる」と、自身の経験に基づいた深いアドバイスを送られました。社員の方から個別に助言を受けながら、生徒たちは活発に議論し、ITを通じた社会貢献を体験しました。 
最後に、社員の方から会社内の紹介がありました。勤務時間内であれば、働く場所や時間を柔軟に決められる制度があり、個人の予定を優先できる、働きやすい会社であることが伝えられました。
今回の企業訪問は、参加した高校1年生にとって、IT企業が社会で果たす役割や、社員の方の文理選択の経験談を聞くことができ、今後の進路や職業観を深める上で、非常に有益なキャリアプロジェクトとなりました。
