さて、今日は「デジタルクリエイター育成部・プログラミング班」の活動を少し覗いてみましょう。
プログラミング班の班長、高校2年生のMさんから活動レポートが届きました。
オープンソースの電子工作プラットフォーム「Arduino」とブラウン管テレビを使って電子楽器 「CRTelecaster」を制作しました。
Arduino https://www.arduino.cc/
(動画をタップ)www.youtube.com
「CRTelecaster」は、Arduinoとブラウン管テレビを組み合わせた電子楽器です。
12*7の84音の演奏と、あらかじめ記録した楽曲のループ再生ができます。演奏する音の周波数に応じて、ブラウン管テレビの表示される縞模様がリアルタイムに変化する視覚的な表現も特徴です。
このCRTelecasterは2025年9月に開催された本校文化祭「夢工祭」のMakeRoomにて展示。電子工作とプログラミングを組み合わせた映像を表現する電子楽器として、多くの来場者に触れていただきました。
<製作過程・電子工作>
演奏用の信号を入力する電子基板を制作しました。
まず、キーマトリックス回路をKiCadで回路設計し、ブレッドボード上で仮組みを行って正常に動作することを確認します。
しかし、配線本数が多く、ブレッドボードでの組み立てには向かない構成でした。また、操作性の面でも課題がありました。
そこで、検証した回路をもとにプリント基板を設計し、JLCPCBに発注して基板を制作しました。






KiCad https://www.kicad.org/
JLCPCB https://jlcpcb.com/jp/
完成した基板では、上段の8キーがオクターブの切り替えとループ再生キー、下段の12キーが1オクターブ12音に対応しています。
使用している部品は20個のキーと抵抗のみのシンプルな構成ですが、Arduinoとピンの位置を合わせるため、配線の設計が大変でした。
はんだ付けは80か所以上、結果的にプログラミングよりも多くの時間がかかっています。
<製作過程・プログラミング>
入力された信号を周波数に変換します。ループ再生をする楽曲の音高、音価、テンポもここに記録しました。
変換した音声信号を分岐させ、ブラウン管テレビの映像と音声に入力することで縞模様と演奏が行われます。
季節に合わせて演奏曲を更新することもあります。
(動画をタップ)www.youtube.com
夢工祭にて、CRTelecasterで遊んでくれたみなさま、協力してくださったみなさまに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
設計から展示まで、自分にとって貴重な経験だったと思います。(班長・高校2年M)
そして、プログラミング班を指導するチューターの清水先生から製作についてコメントをいただきました👇
コードを書くこと、回路を組むこと、作品として人に届けること。
プログラミング班の活動は、そのすべてが一続きの「ものづくり」です。
これからも表現としてのプログラミングに挑戦する彼らの活動にどうぞご注目ください。(広報室)