JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

【デジタルクリエイター育成部】受験生だった私たちが創る「360°パノラマコンテンツ」

 

「受験生のとき、学校見学では知ることのできなかった場所があります」
その場所を”受験生の視点”で見直し、
いま、自分たちの手で、改めてそれを掴みます。


デジタルクリエイター育成部・動画班のメンバーが、360度パノラマコンテンツによる校舎案内の制作に取り組んでいます。
校舎内各所のサムネイルを選択すると、画面いっぱいに展開され、その場の空間を360度自由に見渡すことができるもの。
完成後は、誰でもいつでも、Web上で校内を見学できるようになります。

デジクリのチューター清水さんが在校生だった頃に制作したコンテンツは、現在もWeb上で閲覧可能な状態にあります。
それをみんなで更新してみよう、という声が動画班の中で上がったのは数か月前。
各自の活動の合間にゆるやかに始まったこの企画は、受験生の視点で校内を見直す取り組みへと発展していきました。
「校内の映像記録」が「受験生に向けた見学体験」として再構成される流れに。

受験生を視野に入れた生徒たちの企画に、もちろん広報室も加わりました。
生徒たちの発想はそのままに、大人を巻き込みながら企画は具体化していきます。
先輩の手によって生まれた過去の取り組みが別のかたちで引き継がれ、更新されていく。今回の制作も、その延長にあります。

この日、校内の撮影を担うのは中学生4名。
「撮影のあと、編集には映像制作の経験を持つ高校生メンバーが加わり、動画班全体で制作を進めていくプロジェクトになります」(チューター清水さん)

撮影部隊、中学2年生Oさんの工学院との出会いは、合同進学相談会でした。
入学前の校舎見学では、その整然と教室が並ぶ校舎から「固い学校」という印象を持っていたといいます。
「玄関から広がる校舎の景色や清潔さは、商業施設のようだと思いました」(Oさん)
20年ほど前に校舎の設計を担ったのは工学院大学の建築分野の教授。
未だ深く生徒たちに愛される”学び舎”の贈り物です。

光を取り込む吹き抜け空間、アトリウム。
校内の各所に置かれたテーブルや椅子で談笑する生徒たち。
校舎内も上履きに履き替えず、土足で行き来する日常。
Oさんにとって見学では知ることのできなかった風景が、入学後に具体的な学校生活として実感されていきます。

Oさんは、次第に物理的環境だけでなく校風そのものにも目を向けるようになっていったといいます。
「やりたいと思ったことを先生に伝えると、『それはできない』とは言われません。 『どうしたらできるか考えておいで』と返ってきます」(Oさん)

そんな環境の中、Oさんにとって大きな経験のひとつである”動画班の立ち上げ”。
もともとデジタル関連の制作に興味がありましたが、動画班が立ち上がるというスタートのタイミングにも魅力を感じて入部を決めたといいます。
発足当初4名だった部員は、現在10名を超えています。

今回のコンテンツのために撮影候補に挙がっている場所は、
校長室や天文台、家庭科室、美術室、技術室、保健室など。
受験生の校舎見学では触れにくい場所がいくつも含まれています。
どこまで撮影できるかはこれからの調整次第、といったところでしょうか。

”受験生のときに知ることのできなかった場所”を”これからこの学校を知る人へ”。
そして、”自分たちの活動”を”次の誰か”へ。

さて。
撮影は、残すところわずかとなりました。
ここから動画班全体での編集と構築が始まります。
この先の制作は彼らの拠点、MakeR∞mで静かに続いていきます。(広報室)

※追記:本記事が私立学校研究家 本間勇人先生のブログで紹介されました。

honmanote21.cocolog-nifty.com


※撮影時の様子はInstagramにて。