「高大連携」の一環として、工学院大学の八王子キャンパスで、高校1年生の「ハイブリッド・サイエンスコース」の生徒を対象に行われた実験講座に関してご報告です。
会場は1学期に参加した化学実験講座と同じ建物「新4号館(あどらぼ)」内の化学実験室でした。
今回の実験題目は、「実験1:ナイロン6,10の合成」と「実験2:炎色反応」です。
ご講義いただいたのは、工学院大学「基礎・教養科」科長で学習支援センター所長の
高見知秀先生です。
これから体験する2つの実験の理論・実験の基本的操作について、高校生にも理解できるように、とてもわかりやすく説明して下さいました。
その後、TAの大学生の説明を受けながら、実験器具を準備して、まずは「実験1」
「ナイロンの合成」から始めていきます。
さらに「実験2」の「炎色反応」で使う試料溶液のひとつを粉末から量り取って自分で濃度調製する方法について説明がありました。
念のため?炎色反応の実験の失敗例も演示して下さいました。
正確な濃度で試料を調整してから、「実験2:炎色反応」に取り掛かります。みんな非常に熱心に、緊張感も持ちつつ、取り組んでいました。最初は戸惑いもありましたが、どのチームも実験は順調に進み、狙い通りの結果が出たようです。
最後は、開始前の状態に戻すため、使用した実験器具の洗浄をするなど、しっかりと片付けをしました。まさに「実験」は「準備」から「片付け」までが「実験」ですね。
高見先生と5名の大学生による締めのご挨拶。高等学校段階では、とても取り組めないような実験ができて、良い経験ができました。TAを務めて下さった学生の方々にも本当によくご指導いただき、ただ「感謝」です。お世話になりました。