JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

高等学校 第73回卒業式を挙行しました

3月3日に高等学校の第73回卒業式を挙行しました。今年度の卒業生は234名です。
今年も新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、在校生は参列せず、卒業生と保護者の方のみでの卒業式となりました。

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中野由章校長 式辞

工学院大学附属高等学校第73期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。そして、ここまでお子さまを見守り、応援してくださったご家族のみなさまに心からお祝い申し上げるとともに、敬意を表します。

また、この晴れの卒業式にあたり、ご多忙の中、学校法人工学院大学理事長後藤治さま、工学院大学学長伊藤慎一郎さまをはじめ、多数のご来賓のみなさまにご臨席賜り、教職員を代表して厚く御礼申し上げます。

第73期生のみなさんが入学された年の冬から、新型コロナウィルス感染症が猛威をふるい始め、みなさんの高校生活は中学時代に想像していたものとはずいぶん違ったものになってしまったと思います。グローバルプロジェクトを始め、楽しみにしていたさまざまな行事が続々と中止になり、とても残念な思いをしたことでしょう。

ところで、みなさんは「人間万事塞翁が馬」ということばをご存知でしょうか。昔、砦の近くに住むおじいさんが馬を飼っていたのですが、その馬が逃げていってしまいました。これは不幸な出来事だと思いますよね。でも、その馬が、他の馬を引き連れて帰ってきたのです。これはラッキーですね。ところが、その新しくやって来た馬に乗っていたおじいさんの息子が馬から落ちて大怪我をしました。これは不幸ですね。ところが、その後、戦が起きて近所の若者はみんな戦争に駆り出されてしまったけれど、大怪我をしていたために息子は戦争にいかずに済みました。このように、今、不幸だとかついてないと思うような状態でも、後になれば実はそれが元で幸せになったりラッキーな展開になったりと思えることがあります。オンライン授業期間は、友だちと直接関わることや部活動などができなかったものの、一方で大変な時間と体力が必要な通学時間を他のことに使うことができました。また、海外交流などは現地へ行けなかったもののオンラインだからこそ却って交流回数が増えたりしました。今までできていたことができなかったけれど、逆に今までできなかったことがいろいろできたのです。目先のことに振り回されず、その先にある自分の夢や目標を見据え、それに向かって今何をなすべきかを考えて前進して欲しいと思います。

先が見えない中で、臨機応変に最適解を探すというのは、自分自身を大いに成長させることになります。定型業務をきちんとこなすことも大切ですが、非定型業務に適切な対応ができるということはとても重要だと思います。それを考えると、みなさんは今まさに成長の機会に恵まれた環境にあると言えます。

みなさんにとってはあたり前と思うようなことが、実はもの凄いことだということがたくさんあります。みなさんのICT活用力や探究的学力は、非常に高度なレベルに達しています。他にも、この工学院大学附属高等学校で磨いたみなさんの魅力が、ますます輝かしく花開くことを確信しています。

以上、簡単ではありますが、式辞といたします。

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卒業式終了後は各教室に戻って最後のホームルーム。卒業証書は担任の先生から一人一人に手渡されました。

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ホームルーム終了後もPTA卒業対策委員会が用意してくださったフォトスポットで記念撮影をしたり、卒業アルバムにメッセージを書きあったりと、いつまでも別れを惜しんでいました。

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卒業生の皆様の今後の活躍を教職員一同お祈りしております。

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