本校(中学)では2018年度入試から新たに『Creativity入試』をスタートします。
2020年から⾼⼤接続改⾰による「⼤学⼊学共通テスト」がスタートし、2024年に本格実施となります。今の⼩学校5年⽣以下がその対象となります。現状では、⾃由度の⾼い思考⼒によって論述式・記述式で解決する正解のない問題をどの程度出題するかどうか議論されています。解答形式やCBTといったICT技術を駆使するという意味でその景⾊は今まで⾒たことのないビジョンが広がっていると思いますが、それ以上にAI(⼈⼯知能)の加速度的進化が、よりいっそう⼈間の創造⼒を重視する学びの時代に突⼊することになるでしょう。
従来の知識・技能を正確に速く引き出せる能⼒を、初等中等教育で鍛えていればよいという時代は終わり、論理的、批判的、創造的な思考⼒が重視されるようになるのです。しかし具体的な創造的思考⼒育成のためのカリキュラムマネジメントやプログラム、コーチとしての教師育成などのデサインは、各学校に任されています。
2015年にハイブリッド3クラス体制をスタートした本校はいち早くその準備をしてきました。その最重要な準備は、思考コードを開発し、それに基づいたPBL型授業のダイナミックな展開です。この創造的思考⼒を育成する基盤に、STEAM教育をベースにした創造的才能教育ができるプログラムの開発に着⼿し、中学ではリベラルアーツを中⼼とした学びを⾏い、⾼校に進むときに創造的才能教育を実施する、新しいコースを開設する準備も行っています。(新コースの開設は2020年度以降を予定)
このカリキュラムポリシーとディプロマポリシーに基づいて、新しいアドミッションポリシーとして、2018年度入試より『Creativity⼊試』を新設します。
小論文+プレゼンテーションで合否を判定します
Creativity入試は次の流れで実施します
① 与えられたテーマに基づいた「小論文」を800字以内で書きメールで提出します
- 小論文のテーマは12月20日(水)に発表します。
- 小論文はwordで仕上げ、ファイルを1月20日(土)~1月31日(水)にメールで提出してください。
- 提出先:js-admin@sc.kogakuin.ac.jp
- 大人の方に添削していただいても構いません。但し、2月5日のプレゼンテーション試験の時に小論文の内容についても質問が行われますので、書いた内容の理解・吸収に努めてください。
② プレゼンテーション試験(2月5日実施)
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提出された小論文の内容について、創造的精神をどこまで広げられるかを診断する問いを出題します。
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その問いを考える過程で生まれた「もの」や「こと」について3分程度のプレゼンテーションを行います。
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プレゼンテーションは「レゴ」「エッセイ」「ICT」「パフォーマンス」のいずれかで行ってください。
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「問いの出題」➡「準備」➡「プレゼンテーション」➡「質疑応答」で90分を予定しています。
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本校独自の「思考コード」で採点を行い、合否を決定します。
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特別に秀でた能力を持つ生徒を見出す試験として、「特待生」として合格できる可能性があります。