沖縄2日目はSDGs「16.平和と公正をすべての人に」をテーマとした行程です。
昨日は移動の疲れもあり、ぐっすり眠れた生徒が多かったようで。
天気も朝から晴れ予報でフィールドワークなどのアクティビティ日和です。
轟壕は戦時中市民の避難所や病院として使われていました。ライトを消すとあたりは真っ暗...目を開けてもつぶっても見える景色は変わりません。当時の生活の一部を体験することができました。
魂魄の塔では北海道や東京など兵士の出身地ごとに建てられた慰霊の塔を見学しました。少し下ると海があり、今こそきれいな海景色ですが戦時中は悲惨な様子が辺り一面広がっていたそうです。
ひめゆりの塔と資料館を見学しました。解散命令が出されるまでの犠牲者は22名、解散命令が出されてからの犠牲者は100名以上。自分たちと同じ年代の学生がどれだけ残酷な選択を迫られていたのか資料や映像を通して学ぶことができました。
近くのお土産屋さんで買い物や軽食タイムです。
お昼はタコライスとソーキそば。沖縄料理を堪能しました。
平和祈念公園・資料館ではグループごとにJOCA沖縄の方がファシリテーターとしてついてくださり、当時のお話を聞きながら周りました。
公民館へ移動し今日の平和学習の振り返りです。
まずは自分たちの考える平和とは?について意見を出し合います。
平和をつくっている人は誰なのでしょうか?自衛隊、警察官、自分自身など色んな意見が出ました。
最後に「私+___=平和」の空欄に当てはまる言葉を考えます。グループの中でも同じワードが入る人が少なく、理由も含めて周りの発表からの発見も多かったようです。
戦時のことを経験されている方は周りの人を亡くし、自分は生き残ってしまったと後悔の念を抱く方もいらっしゃるようです。色んな思いを抱いている人が共存する今、戦争を経験していない我々がこれからの平和を担い、後世に継承するために何ができるでしょうか。戦争について学習した今日、この日だけで完結せずにこれからのみなさんのビッグクエスチョンになることを願います。
明日は「14.海の豊かさを守ろう」について学習します。