高校ハイブリッドインターナショナルコースの1年3組では、デザイン思考の授業で3Dプリンタを使った製品開発に取り組んでいます。
ファブラボ鎌倉から講師をお招きし、Fusion360というソフトを使って製作に取り組んでいる様子は、以前にもこのブログでお伝えしました。
その後も作業は継続し、2学期最後の授業が行われた今日、いくつかのプロトタイプが完成しました。
この授業のテーマは「3Dプリンタを使って、人の役に立つものを作る」です。グループごとに、Fusion360の使い方を覚えることと、どのような製品にするかの議論とを同時並行的に進めてきましたが、少しずつ具体的な方向が見えてきているようです。
あるグループが考えたのは「お風呂に浮くカップ」。お風呂でゆっくり過ごすのが好きな人のために、湯船に浮くカップを作ろうとしています。今回出力したプロトタイプはとても小さなものでしたが、実際にきちんと水に浮くことができました。
別のグループが取り組んでいるのは「消しゴムのカスを捨てる箱」。勉強中に机の上で出る消しゴムのカスを捨てやすくするために、机に設置して、そのままカスが入れられるようにしています。小学校の時の実体験がヒントになっているようです。机の厚みをきちんと計算し、安定して設置することができました。
栞を作ろうとしているグループは、実際に出力したものをみて、文字がきれいに表現できず、どうすればいいのかをあれこれ考えていました。
プロトタイプを作ってみて、見えてくる課題もたくさんあるはずです。それらを解決するためにまた試行錯誤を何度も繰り返し、いいものが完成することを期待しています。最終的には企業などともコラボして、本当に商品化できるようなものが作れるのではという予感もしてきました。
今日は最後にそれぞれの進捗状況をプレゼンして授業は終了。次回は3学期となりますが、どのようなものが出来上がるのか楽しみです。