本日も朝のHRの様子から。
中学1年生のインターナショナルクラス 石坂先生&Joel先生
「朝食について」、「どのメディアがお気にいりか」を尋ねています。やはりYouTubeは根強いですね。
今回は各教科の取り組みを紹介します。
まずは英語から。
高校2年生の英語では、MicrosoftのFlipgridを活用しながら、テーマに関して作成した動画を投稿し、コメントも動画でするという取り組みをしています。
この時期はどうしても課題をやるといった知識型になってしまいがちです。しかし、そんな中でも生徒同士のinteractionを大切にし、教師⇔生徒ではなく生徒⇔生徒の学びをできるよう、本来の工学院の教育を目指して取り組んでいます。
また、教育用SNSを使って、生徒同士のやり取りだけでなく、Writingの課題もPeer Reviewができる仕掛けをしています。1対1の閉じられた環境ではなく、クラスというオープンな環境で自分の取り組みをシェアし、コメントをもらい、リバイスする。その繰り返しを行うことは、生徒同士だからこそ見える・言えるものであり、この先の社会でも必要なスキルを育てることにもつながります。
また、インターナショナルコースでは、中学3年生の異文化体験や3か月留学でお世話になっている、オーストラリア・アデレードにあるGleeson CollegeのTom先生に登場していただき、「新型コロナウイルス下での学校」という共通の話題でディスカッションをしました。世界中、どこでも同じ状況です。そんな中でも何を考え・どうするか。それぞれがそれぞれの視点で話すことはとても重要です。
続いて数学の取り組みです。
数学では、OneDriveに生徒たちが取り組みをアップします。
自分で解いたものをアップし、一人ひとりの取り組みをチェックします。
通常であればここで課題は終わりかもしれません。しかし、ここから振り返りのサイクルに入ります。
生徒は自分が分からない部分をチャットで尋ねます。過程が重要な数学においては大切な部分です。
時には先生が解説をしたものを送ったり、オンラインで解説授業を行ったりもしています。
一方的な課題にならない工夫は、オンライン慣れや学びのモチベーションを防ぐ大きなポイントになります。
最後は終わりのHRより。2年3組 臼井先生のHRです。
帰りのHRの時間を15~30分くらい使って、クラス活動をしています。
本日は「コンセンサスゲーム」が意外と盛り上がったということです。
今回のテーマは、砂漠から脱出するために、手元にある12のアイテムを重要だと思う順番に並べ替えるというものです。
生徒たちをそれぞれのグループに分け、グループに指令を出します。
臼井先生が各グループを覗くと、画面共有して話し合っているグループがあったり、こちらから指示しなくても、リーダーが出てきたり、グループウエアの機能を使いこなして楽しそうに話していたそうです!
最後の答え合わせやまとめの部分でも、自らミュートを解除して話してくれたり、「コンセンサス」の意味を理解してくれた発言も見受けられました。専門家の模範解答があるので、模範解答と自分たちが考えた順位との差が大きければ大きいほど、生き延びるのは難しいということになります。
しかし、それは「答え」であり、話し合う過程がこの課題では大切になってくるという、先生の意図を理解し、協働している姿が素晴らしいです。
オンライン学習に慣れ、様々な成長が見えてきます。
単純な受け身から自らの思考へとつながる姿を、今後も発信していきたいと思います。