中学2年の丸山夏未さんは、12月9・10日に行われた第23回全日本ラート競技選手権大会に出場し、見事2位に輝きました。
ジュニア女子直転 第2位 得点7.25
ジュニア女子跳躍 第2位 得点6.10
女子直転 第8位 得点7.40
丸山さんは2018年5月にスイスで行われる世界ラート競技選手権大会にも出場することが決まりました。
ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。
ラートとは?
「ラート」というと日本ではまだ耳慣れない言葉ですが、世界、特にヨーロッパでは非常に人気のあるスポーツの一つです。熟練者の高度な技術の演技とともに、身体・精神障害者に対するスポーツとしても行われ、ドイツ・オランダを含め18カ国の数々の障害者のための施設でも指導されています。また、子供から大人まで誰もが簡単に、三次元の回転ができるため、生涯スポーツとしても高く評価されています。
競技概要
競技は3種目(直転・斜転・跳躍)から成り立ち、全ての種目は、男女別・個人別に行われています。現在、国内では年に1回の全日本選手権大会、全日本学生選手権大会、つくばカップ大会を開催しています。 国外では2年に一度の世界選手権大会が開催されています。
採点方法は、満点(大会により異なる)からの減点方式です。直転と斜転の場合、実施点、構成点、難度点の合計が最終得点となります。跳躍の場合、それぞれの跳躍において最高得点が決められており、そこから実施減点がなされて、最終得点が出ます。
種目
【直転】
直転種目は、二本のリングを床に接地させて、車輪のように前後に回転をする種目です。 直転種目の回転運動の技術は、大きく分けると中心系運動と、周辺系運動の二つにわけられます。 中心系運動とは、体がラートの中央に位置しておこなう運動であり、 周辺系運動とは、体がラートの周辺、または外に位置しておこなう運動です。
【斜転】
斜転種目は、どちらか一方のリングだけを床に接地させて、コインが円を描きながら転がる様に回転をする種目です。 斜転種目の回転運動を大きく分けると、大斜転の運動と小斜転の運動の二つにわけられます。 大斜転とは、ラートの傾斜を60度で回転をおこなう運動であり、小斜転とは、ラートの傾斜を30度で回転をおこなう運動です。
【跳躍】
跳躍種目は、外からラートを転がし、短い助走をして跳び上がり、回転しているラートの上を越えたり、ラートの上に乗ってから、跳び下りたり、宙返りをしたり、支持回転をしたりする種目です。
Japan Rhoenrad Association 日本ラート協会