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工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

【中学】屋上天文台で開催、「天体観測会」をレポートします

中学生の希望者を対象に、屋上天文台で天体観測会を行いました。
夕方から夜にかけて行うため、開催には安全面を考慮して終了時間に幅を設け、保護者の迎えも可とするなど、夜の観測を安心して体験できるよう工夫しています。

当日は、朝から曇り空。天文班顧問の會田先生に伺うと、「夜にかけて晴れ間が広がる予報」とのこと。実際、16時30分に集合したときはまだ空が明るかったものの、日が沈むにつれて雲が減り、星を見るのに十分な暗さになっていきました。
お迎えのご家族も一緒に屋上に上がり、生徒たちとお父様や小学生の弟くんが裸眼で惑星を捉えようと空を指さす姿も。

最初に観測したのは、比較的明るい木星と金星。
夕方でも位置がわかりやすいため、初心者でも導入しやすい天体です。
望遠鏡に取り付けたカメラ越しにスマートフォンを近づけて写真を撮っていました。
昼間の授業で天体観測の経験はあるものの、「夜の観測ははじめて」という皆さん。
天文台は夜のほうが断然良いね!」「惑星の縞模様も見える」と、集中する姿が印象的でした。

アンドロメダ銀河は暗くて見つけにくかったので、代わりに明るく見やすいスバル(プレアデス星団)を観測します。星団の中にはいろいろな明るさや色の星があり、肉眼でもある程度確認できるため、望遠鏡を通して見ると一層きれいに見えます。

「月はどこ?」「月は地平線の下だから見えないんだ。」そんな会話をしながら、円形の天井がゴゴーッ!と音を立てて回転、開口部から巨大な天体望遠鏡土星をロックオン。
「…あれ? 思ったより環が細い! 」と生徒たち。
土星の環は約15年周期で地球からの角度が変わるから、環が真横に近い時期になると輪がほとんど見えなくなります。今年は3月と11月がそのタイミングで、3月は太陽の影響で観測は難しいけれど、11月なら観測しやすいよ。」と會田先生。
その説明を聞いてはじめて納得の、繊細な環を持つ土星の姿、というわけです。

屋上天文台は校舎の屋上に位置するという構造上、一度に大勢が入れないのが難点ですが、その分少人数でじっくりと先生やサイエンス部の生徒たちと星座や惑星に関する会話をしながら観測し、自分の知識とすり合わせて宇宙の神秘に集中できる楽しさがあります。
行事や学業のスケジュールから天候問題まで、なかなか開催条件が厳しい天体観測会の開催ですが、會田先生はもっと多くの天体観測の機会を増やしたいと意欲的です。
在校生の皆さんは次の機会にぜひ!(広報室)