JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

2020MoGキックオフ

先週末、高等学校2年生インターナショナルコースの生徒たちはMoG学習会を開催しました。MoGとはMission on the Groundの略であり、現実の社会問題や経営課題を解決するプロジェクトです。今年度はバングラディシュを訪問し活動する予定でしたが、コロナ禍で渡航が叶わぬ現状を鑑み、関連する国内プロジェクトを実施します。

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このプロジェクトは当初の活動予定地バングラデシュと繋がりがあります。バングラデシュ は世界2位のファストファッションの生産地として発展を遂げていますが、これに押されるかのように、日本の伝統産業であるちりめん織物は生産量が落ち込んでいます。この日本の伝統産業がテーマです。ここ、工学院のある東京都八王子市とも繋がりがあります。八王子はかつて「桑都」と言われるほど織物の産地として有名でしたが、現在は認知度が低くなっています。世界と日本と国内各地は繋がり、相互に作用すると同時に、各地が同様の問題を抱えていることに気付きました。遠い世界の話は自分のそばにもある問題だったのです。

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Very50菅谷氏にオンラインで登壇いただき、プロジェクトと支援事業についてお話しいただきました。講演後、生徒たちはリーダーを中心に、伝統工芸品を復活させた事例、織物のマイナスポイントプラスポイント、伝統文化の存在意義などについて語り合いました。夏期休暇中は、各自が自分の好きな商品の『強みの出し方』『選ばれるための差別化』について考えます。

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最後に、MoGリーダーのコメントをご紹介いたします。

グローバル化していく世の中で、『どのようにして伝統産業を守り、繋いでいくか』という日本が今まさに直面している問題に取り組んでいくということでワクワクを感じています。八王子も織物の街ということで、これから4ヶ月間様々な事前学習をしていきたいと思います。