6月28日(火)にJ:COMホール八王子で芸術鑑賞教室が開催されました。今回の芸術鑑賞教室は日本芸能の一つ「講談」を鑑賞しました。
今年度もコロナ禍であることを考慮して、中学+高3の第1部と、高1+高2の第2部に分けて実施しました。今回の講談はすべて女性の講談師さんに披露していただきました。講談という芸能に触れるのは初めての生徒が多かったと思いますが、レ・ミゼラブルや金子みすゞといった親しみやすい題材を演目にしてくださっていましたので、講談師の皆さんそれぞれの口調を楽しみながら、お話に集中することができました。
またマグナムさんのヴァイオリン漫談では、ヴァイオリンで再現されるさまざまな日常の音色に驚かされるものもありました。
多くの生徒にとっては、日頃あまり触れる機会のないものだったと思いますので、貴重な体験になったのではと期待します。
プログラム
1.講談入門 神田陽菜
1.レ・ミゼラブル 神田桜子
1.ヴァイオリン漫談 マグナム小林
1.秋色桜 神田陽子
講談はおもに武将や偉人の物語など、歴史にちなんだ話を、座って一人で読み聞かせる芸です。釈台という机を前に置き、戦物語を読むときは、その上に本をのせて読み進みます。和紙で作った張り扇というもので釈台をたたいて、読む調子を助けたりもします。特に戦いの場面では「修羅場」という、リズミカルな読み方をするのが特徴です。
現在では観客の好みに合わせて、さまざまな演目が加えられ、外国の物語も演じられています。また現代が舞台になるなど、新しい演目も生まれています。(文化デジタルライブラリーのホームページより)