今年度の体育祭は、新コロナウィルス感染症拡大により予定が当初予定されていた5月から大幅に日程が変更になり10月実施となりました。
またこの体育祭は新型コロナウィルス感染症の対策により、密を避けるために高校は保護者の観戦はありませんでした。そこで、観戦できない保護者にもインターネットを使い体育祭の様子を伝えられないかと相談があり高校ICT委員が協力することとなりました。
もともとICT委員会は体育祭で音響を担当していたことから、昨年度の3学期から少しずつ準備を始めていました。今の高校3年生から「体育祭前に忙しくならないようにしたい」との要望があり、3月より本格的に動き出しました。
高校ICT委員会は今の高校3年生を中心にここ数年で体制を整え、今年度より本格的に始動と準備をしてきましたが、休校になったことで思ったように進めることができず。。しかし、自宅待機だったことを逆手にとりこの時にEdmodoをもっと活用できるようにしようと話し合いました。
体育祭の音響は、昨年の委員長である市原君が実績を作ってくれていたので運用には問題なかったので今年度はどのようにすれば効率的に行えるか考えることから始めました。
しかし、緊急事態宣言が出されたことで休校が長引き結局6月の体育祭は実施されませんでした。
7月には休校が解除され、学校イベントも少しずつ可能となりましたが、2学期に入り例年通りとはいかないものの文化祭と体育祭が実施されることとなりました。
高校ICT委員会は文化祭でもステージ部門の音響を担当しており、その運用を取り仕切り、また、次に行われる体育祭の準備と立て続いたこともあり、後輩に引き継ぐことを課題にしていた委員長の星野君はとてもハードな数か月だったと思います。
ハードなスケジュールのの中でも情報を共有しながらスムーズに進められたのは、前年度の委員長である市原君が作成した情報集約ツールのおかげで、スケジュール管理をできたことでさらに効率を上げることができました。
体育祭は観戦できない保護者へということで、リアルタイムに様子がわかるようにホームページを作成し期間限定で公開しました。
もともと、音響だけを担当する予定でいたためメンバーがたりず、委員長と相談し引き継ぎを視野に入れて高校1年生を増員しました。高校1年生の川口君には、リアルタイム配信のためのホームページ作成をメインで行ってもらい、サポートに木村君、文化祭でホームページを作成した経験がある高校2年生の清水君がアドバイザーとなり作成しました。
川口君も全くホームページを作ったことがなかったのですが、「挑戦してみる」と意欲をみせてくれました。作成中もわからないことがあった時は、清水先輩に相談できたことで完成までたどり着くことができました。木村君も校長先生のメッセージ動画の編集を担当し手探りながらも動画での音声メッセージがどのようにしたらホームページでも内容伝えるコンテンツにできるのか思考錯誤しながら作ってくれました。
体育祭中に撮影した画像を同期させる方法や、画像アップロード担当が操作しやすく、ホームページを閲覧する方々が見やすくするためのシステムは清水君が作ってくれました。
また、得点担当のサイエンス部と連携しやすいように、点数アップロードシステムは星野君が作ってくれました。
アイディアを出し合いわからないときはみんなで相談し、また、先輩たちがやさしくアドバイスしている姿はとても素敵でした。
当日は、先生方にもお手伝いいただき、リアルタイムに状況を伝えるための撮影をしていただきました。
後藤先生、窪田先生、堀口先生、桑田先生、新海先生とビデオ撮影にiPadで画像に収めクラウドで共有しホームページ担当にデータを送るなど、先生と生徒とも連携ができてとても良かったです。
採点担当のサイエンス部との連携には、岡部先生や矢野先生もバックアップしていただき、スムーズな作業ができたと思います。ありがとうございました。
みなさんの協力もあり、どうにか無事に体育祭の様子をリアルタイムに配信するホームページ公開は成功しました。
音響担当は、高校3年生の最後の仕事となっていましたが、受験時期と重なり負担が多いのではないかということで当日のみのお手伝いで運用できる形式にしました。本当は高校3年生もがんばりたかったのではないかと思いますが、、ほんとにごめんなさい。
高校3年生の中には1年生の時からICT委員の体制を整えることに協力してくれていたメンバーもいます。なかなか思い通りに進まず、話し合っていたことが実行できず申し訳ない限りです。しかし、このメンバーのバックアップがあったらからこそ今があると思っています。ありがとうございました。
後日の振り返りは、EdmodoでFormsアンケートに答える形にし、その内容を見ながら役員を集め振り返りしました。概ね皆、満足のいくアンケート結果でしたが、やはり新しい取り組みとしたホームページのことが話題になりました。
「どのようにすれば見やすくできたか」「このページはあまり見てくれていないかも・・」などと話しやはりアクセス数とかデータ取っておけばよかったね!と、、
すると清水君が文化祭のホームページのアクセスデータを見せてくれました。そのデータにみんな興味深々で「このページのアクセス数が一番多い」「こんな地域からアクセス?なんで?」「どんな人が見ていたのだろう?」など次々疑問が出てきました。
文化祭のホームページは本校には学校説明会に参加している受験希望者にも公開していたので、海外からのアクセスもありました。「次回のホームページを作る時はアクセス数もデータで集めるといいよね!!」と話が盛り上がりました。
あとは体育祭の様子を動画にするタスクが残っています。現在、高校2年生の齊木君が作成中です。
齊木君も「クラスムービーの編集」「体育祭当日の撮影の段取り」「後日動画の作成」と大役を引き受けてくれました。クラスムービーがなかなか集まらず苦労しました。
当日の齊木君も、「ちゃんと撮れなかったらどうしよう」と緊張しながら撮影していました。撮影したメンバーもみんな責任をもってやってくれていることが伝わってきてうれしく思いました。
撮影では、高2の松本君が協力をしてくれました。松本君はICT委員ではあったのですが、体育祭担当ではないのですが役員メンバーの声掛けに快く協力してくれました。ありがとうございました。
先にお話ししたようにEdmodoをもっと効率的に活用していこうと決めていたので、打ち合わせの際はあらかじめ打ち合わせ内容をEdmodoで示し、打ち合わせ当日には意見をもって参加してもうことや場合によっては打ち合わせを行わずEdmodoで意見を集めることも行いました。
書記である高2の林君は、飛び交う意見を簡潔に的確に議事録をまとめしっかりEdmodoにアップしてくれました。
Edmodoの活用はアップする人も重要ですが、まずは、それをメンバーが見るということが大切です。
対面ではなくネットワーク上で連絡をしたり時には話合ったりすることができたのも、メンバーがしっかりと内容を確認してくれていたからできたことだと思います。
さらに、メンバーが日頃から対面でもしっかり話をしてコミュニケーションが取れていたので、お互い信頼することができこのようなハードなスケジュールでもイベントを成功することができたのではないかと思います。
来年は、通常の年間行事予定に戻るのであれば、6月に体育祭が実施されます。
今回の振り返りでもみな早めに動きだしたかったという意見が多かったので、経験を踏まえて早めに検討をしていきます。また同時に高校1年生への引き継ぎを視野に入れていかなくてはいけません。
生徒と楽しみながら引き続き頑張りたいと思います。
最後に、ここにご紹介できませんでしたが、メッセージをくださった皆様やご協力してくださった先生方、ありがとうございました!