JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

映像祭入賞、Honorable Mention受賞の盾が届きました

高等学校2年生が制作した映像作品が、アメリカ、ニューヨークの映像祭で入賞し、その受賞を示す盾が学校に届きました。監督の山脇さんの喜びの声を伝えます。

私たちが作った約5分間の映像作品がPeace in the Street Global Film Festivalで入賞しました。この映像のテーマは「What can we do for children in poverty貧困の中にある子供たちにできることはなにか」で、題名は「Hope」です。私たちは去年の6月頃、アフリカのマラウィ共和国スザにある、スザプライマリースクールをZoomで取材しました。Zoomを繋いでいた時間は約2時間半でしたが、映像にまとめたのは、その中の約2分半です。もちろん世界に現状を伝えることも大切ですし、2分30秒という時間では伝えきれていないところもたくさんあるけれど、私が大切にしたかったのは、高校生の人でも何か活動できるんだ、と思ってもらうことです。映像の後半は貧困をなくすためにはどうすればいいかをチーム5人で話し合っています。世間が変えなければいけないこと、少しでも変えるために私たちにできること、できるかできないかは関係なしに、たくさんアイディアを出しました。自分の立場で自分なりに出せる結論をみなさんも考えてほしい、というメッセージが伝わってくれれば幸いです。


私たちの作った作品は9月に長崎で開催された国際平和映像祭(UFPFF)でもファイナリスト10作品に選ばれました。「学生がエントリーできる」という中、私たち以外のファイナリストはみんな大学生でした。自分たちが入賞できた理由がわからなくなるほど、周りの作品は素晴らしく、心に響くもの、視野を広げてくれるものばかりでした。また、プロの監督として活躍されている方にも作品をいただき、たくさんのアドバイスをいただきました。

たくさんの刺激を受け、ブラッシュアップをし、エントリーしたPeace in the Street Global Film Festival。私たちもまさか入賞するとは思っても見なかったし、英語でのスピーチをすることはとてもいい経験になったし、世界に目を向けた素晴らしい作品をたくさん見て、まだまだだなと思うことがたくさんありました。


初めて出会ったメンバーと初めての映像制作。うまくいかずイライラしてしたり、一人で泣いたこともあったけれど、これだけ悩んだ、頑張ったからこその結果です。協力してくれた、沢山アドバイスをくれた先生、保護者の方々、マラウィの方々、映像祭を通して出会えた皆さんに本当に感謝しています。ありがとうございました。そして何より、チームのみんな、たくさん迷惑かけたけど、最後までついてきてくれてありがとう。

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