昨日、ルーマニアのParadis International Schoolの校長先生、生徒と本校高等学校2年生の生徒たちが、八王子市長を表敬訪問しました。昨年12月に本校生徒がルーマニアを訪問した時に、Paradisの所在地であるヤシ市において、市長表敬訪問を実施しました。帰国後、八王子市長を表敬訪問し、ルーマニア ヤシ市との交流報告をしました。今回は、ルーマニアの生徒たちが来日し、本校の所在地である八王子市の市長表敬訪問をしました。報告と共に、今後もお互いの文化継承を軸に交流を進める決意を話しました。
生徒の感想です。
ルーマニアとの交換留学、そして交流を通じて、日本人としての日本文化の理解、自文化の理解の大切さを実感することができました。 またこのプログラムを通じて自文化に対する無知を知ることができました。 私たちはルーマニアのタンサという場所に行き、陶芸などを体験しました。そこで異文化を体験しその文化を大事にしている人たちと触れ合うことができました。その人たちと話すことで、日本の文化を現状と大事にすることを疑問に思い、自文化の理解のなさを痛感しました。 ルーマニアから帰国し、自分たちの文化の現状の理解を深めるために私たちは八王子市の澤井織物さんと織物組合さんのところに訪問させていただきました。 ここから自分が学んだことです。現状 どちらの織物の企業さんも共通し、後継者が少ないのです。コロナの影響による売り上げの減少もあるのですが、従業員数が少なく、高齢の方が多く、若い世代が日本文化に関心がないようにも見受けられました。 そこで、高校生などを対象とした、ネクタイデザインコンペを実施し、若い人たちの意見を取り入れ、若者の織物離れを防ぐ対策をしていました。 日本の若者があまり自文化に興味を示していない一方、ルーマニアの方達は自文化に関心を持ち、そして大切にしています。私たちも彼らのように自分の文化に意識を向け、理解を深め、発信していくことが大事であると感じました。
やはり八王子の人は八王子が大好きで、ルーマニアの人も自分の国が大好き、好きすぎて、時折他とのグローバルな関係をあまり積極的に持とうとしないことがあるなど共通点が多くあります。私自身は、ルーマニアでホームステイをしたご家族のご協力により、ルーマニアのナショナルテレビに出演し、ルーマニアと日本の文化の違いについて話をすることができました。短い時間ではありますが、自分がその場で感じたことが素直に入っており、とても良い気付きと経験になりました。
今回はルーマニアの生徒のホームステイを受け入れていますが、彼は街中や電車を見て、日本は未来に来たみたいだと言っています。また、八王子は都心の方より落ち着いており、八王子の美しさを感じてました。昨晩は父の誕生日を一緒に祝ったりと、家族の一員として過ごしています。お箸の使い方を練習してきてくれたりなど、日本に対するリスペクトとお互いに学ぼうという積極的な意思を強く感じています。
ルーマニアに行った後のこの半年で対談や訪問を通してとても充実した生活を送っています。より人としての学びを深めることが出来ました。ルーマニアの皆さんと継続して話をしたりお互いの価値観について話し合うことが出来ています。対談後、織物組合さんや澤井織物さんの訪問を通して自分たちが在学している八王子市の伝統文化について少しずつ知ることができたと思います。その他にも先月アメリカから来た留学生と一緒に学校行事で高尾山に行き自分の言葉で説明するという体験も出来ました。自分たちの言葉では思っていたより言いたいことが言えなかったり勘違いされないように説明するのも一苦労でした、しかし自分たちの文化をより多くの人に知ってもらい自分が学んだことを生かす機会に沢山恵まれた楽しかったです。この半年でそれぞれの価値観が大きく変わり、この経験を通して私たち4人もそれぞれ違う考えが出来ました。私は将来国際経営関係の仕事に着きたいのでいい経験になり第1歩にも繋がったと感じました。半年続いてることにも成果を感じ素直に嬉しかったですこの関係をもっと大きな関係として築き上げていきたいと思いました。
先日、私はホームステイで受け入れている生徒と、クラスメート数人を交えて、東京観光に行きました。今、アメリカから私のクラスに留学に来ている生徒とも一緒に観光しました。多文化、多国籍なメンバーで、さらにルーマニアといったアジア人とはあまり交流の深くないメンバーとの観光は、初めはなにか隔たりを感じる雰囲気だったかもしれません。ただ、数十分もすればすぐに打ち解けていたように見えました。自文化についてたくさん話をし、新しい他文化への発見もありました。多文化交流による学びや、またその楽しさに改めて気づきました。
石森市長、貴重な機会に感謝いたします。市役所の皆様、温かく迎えてくださり、ありがとうございました。交流を通して、両国生徒はお互いを知ると同時に自分自身について考えることができました。