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工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

RSIC2023 Day5 参加生徒より報告

Round Squareの理念、IDEALSの一つ、Democracyをテーマに活動した日について、生徒からの報告です。

校庭でバラザメンバーと話し合い

5日目Democracy Dayは、ケニア出身の様々なところで活躍されているゲストスピーカーからのお話を聞きました。1人目のゲストスピーカーはSafari Doctorを作った人Umra Omarでした。彼女は医療が受けられない人たちへ医療を届けようとしSafari Doctorを作りました。2人目は、元Brookhouse生で、ゴミや土をペットボトルの中に入れ花壇やベンチなどを作る会社を立てた、Michelle Muturiでした。3人目はAIや今世界的に流行り始めてるBitcoinなどに使われるBlockchainのソフトウェアエンジニア、Jafer Abdikadirでした。そして最後に司会として務めてくれた方はケニアの有名なジャーナリストであり、ラジオ番組の進行役やナレーション、具体的にアフリカのBBCなどで活躍しているWaihiga Mwauraでした。

左からBrookhouse司会生徒、Dr Umra Omar, Michelle Muturi, Jafer Abdikadir, Waihiga Mwaura, Brookhouse 司会生徒

いろいろ素晴らしい活躍の話やその苦労やそこまでたどり着くのにどのようなことをしたのかを聞きました。4人ともが口を揃えて遠回しでも話していたことは、教育を受けていなければ今のところに辿り着いていなく、そこまで行くための希望ややる気すらなかったと言っていました。改めて教育の大切さを考えさせてくれました。

全て書いたとしても書ききれないと思います。ですので、1人だけについて詳しく書きたいと思います。私は1番Umra Omarの話が心にのこりました。さっき言ったように、彼女は様々な場所に船や車、飛行機などに乗りケニアで医療が受けたくても受けれない人たちの所へ、無料で医療を届けています。その活躍自体もすごいとは思いしますがそれよりも彼女の考え方にとても尊敬しました。

彼女は”To how much is given much is expected “と言っていました。自分が貰った分だけ期待されると言う意味です。自分が受けた分の教育を活用し、社会に貢献する期待だったり、今回のラウンドスクエアの経験なども、ケニアに行って学んだことをちゃんと身につけて成長する期待などもあると言う意味だと私は解釈しました。

確かにそのような考えを持ち生活するとより自分の行動に責任持ち意識し、より日々成長できると感じました。他には他人と比べないことについても話してくれました。例えば自分をGahndiなどに比べても、Gahndiはとても尊敬できることをしたことは事実ですが、彼が置かれていた状況がなければ彼は知られていなかったことも事実だと言っていました。それを聞き確かだと思いました。そのような高いところを目指さよりも、まず、目の前にあるものを頑張ることが大切だと思いました。

その話に加え、コインのお話もしてくれました。国をコインに例えられている話でした。一つのコインには二つの面があるが、みんな一つの面しか集中して見ないと言う話です。アメリカや日本などは発展していてる国だと言われ、ケニアなどは発展しておらず、貧困が多い国だというイメージがいつからか偏見となりました。だがアメリカや日本にも貧困問題があるし、ケニアにだって、発展している地域があります。ですが一つの国でも二つの面があることを学びました。

左に見えるのが「マタトゥ」と呼ばれる乗り合いバス

そのような偏見を消すにはその国自体に行かないとわからないことです。正直に話すと私もこのラウンドスクエアに来るまでは少し心配をしていました。ですが今日あったホームステイ先も日本とそこまで大きな違いはなく、すごく優しく、フレンドリーな家族で、綺麗な家でそんな偏見などをどこから来たのかわからないかったです。Service Dayに行った小学校などで見たものは事実だし、貧困があるのも事実です。けどケニアだけじゃなく、発展してる国にも同じ問題があります。なぜ一つの国はきらきら見せられ、暗いところが避けられ、他の国は暗いところしか見せられないのかについてバラザグループでも話し合いました。

本当にケニアに来て日々学ぶことが多く、当然学校で学ぶ座学も大切ですが、正直このラウンドスクエアに来て、様々な経験をし、ゲストスピーカーからの話を聞く方が自分は成長していると感じました。