JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL OF KOGAKUIN UNIVERSITY <OFFICIAL BLOG>

工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

大学在学中に起業した卒業生の企画で「教員研修」を実施しました

大学在学中に起業した卒業生の企画で「教員研修」を実施しました。

在学中もアグレッシブに活動していた彼らを卒業式で見送ったのはつい数年前。
彼らは大学で学びながら仲間と共に更なる新しい道を歩んでいました。
研修の講師として来校したのはこの3名です。

★一般社団法人 ビーラインドプロジェクト

左から
代表理事 浅見 幸佑
>2021年卒業 立教大学 文学部文学科文芸・思想専修3年)
理事 飛川 優
>2022年卒業 慶應義塾大学総合政策学部2年)
プロジェクトメンバー 仲野想太郎
>2021年卒業 成城大学経済学部3年)


「僕たちは“目の見えない方々にも楽しめる瞬間“を増やしていきたいという思いで、視覚障碍に関する行動原理に基づくツールの開発やイベントの開催、研修などを主催しています。現在は進行中のプロジェクトとして、視覚障碍の方々が楽しめるミュージカルのワークショップを企画したり、情報収集の段階から旅行先でも困難のある方々と一緒に観光を楽しむ企画などを進めています。」(代表理事 浅見氏)

研修は、彼らの開発したボードゲーム「グラマ」を使ってテーマごとに進めます。

「今日、先生方が使用した“ボード“は「重さ」と「コミュニケーション」で行うツールで視覚に関係なく一緒に遊ぶことができます。企業の研修で行う他にも八王子市内の小中学校で視覚障碍のある子どもとそうでない子供がこのボードを使って互いの価値を確かめ互いに理解を深めるなどの活動を行っています。」
(理事 飛川氏)

終始、なごやかな会場では、ボードに付属する袋にランダムに石や木片を詰め、”袋の重さ”についてコミュニケーションをとりながら進めます。
視覚に困難のある方も楽しめるボードゲームですが、晴眼であっても面白く、新たな発見があります。

“視覚に困難がある状況“というのは、“お互いを知らない状況“や、”見通しがきかない状況”と読み替えることができます。
日常で頻繁に起こるこういった状況も、「グラマ」を使った”袋の量感”と言語や表情など多くの情報を与え合う”コミュニケーション”を重ねる体験で問題解決の鍵が見つかるのかもしれません。

人としていつまでも大切な生命力あふれる“ちから“を、改めて教え子たちに学ぶ機会となりました。
卒業生の頼もしい姿に身を委ねて多いに学び、多いに笑い合う有意義な時間。
卒業生でありプロフェッショナルな3名の皆さまに、心より感謝申し上げます。
また学校に顔を見せにきてね!

当日の様子はInstagramにて

www.instagram.com


一般社団法人 ビーラインドプロジェクトの公式サイトはこちら

blinedproject.studio.site


ボードゲーム「グラマ(Gramma)」の遊び方はこちら

youtu.be