3月26日㊏に3学期の終業式と離任式、中学3年生の卒業証書授与式が行われました。
3学期終業式
中野校長からのメッセージ
この1年はコロナ禍ということで、中止になった学校行事もあり、やりたいことができないという中でしたが、皆さんはいろいろと工夫しながら頑張って、すばらしい活躍をしてくれたと思っています。
この学校には素敵なところがいっぱいありますが、一番は生徒の皆さんだと、普段から学校説明会でよく言っています。
4月から進級するわけですが、ぜひ春休みの間にこの1年を振り返り、新しい年度をどう過ごしていくかをしっかりと考えてください。
この日までにいろいろなところで活躍し、表彰された生徒たちが紹介されました。
- 中学校「映像祭」
- 新聞切り抜き作品コンクール(東京新聞)
- こどもベンチャーアイディアコンテスト 奨励賞
- 全国学芸サイエンスコンクール 写真の部 旺文社赤尾好夫記念賞「入選」
- 脱炭素チャレンジカップ レンゴー最優秀賞脱炭素未来作り賞
- 生き物つぶやきコンテスト
- SDGs問題解決型探求プログラム「J-Seek」 (very50主催) 金賞受賞
- 情報モラルセキュリティコンクール優秀賞受賞
- 中学校生徒会主催「写真大会」
それぞれの受賞本当におめでとうございます。
表彰式の後、春休み中の注意事項の説明などがあり終業式は終了。続いて離任式が行われました。
離任式
この3月をもって工学院を退職される教職員の皆さんが紹介されました。
- 窪田 謙 先生(英語科)
- 堀口 翔平 先生(数学科)
- 田中 陽菜 先生(養護)
- 柳川 和歌子 さん(ICT支援)
本当にお世話になりました。新しい場所でのそれぞれのご活躍をお祈りいたしております。
中学3年生 卒業証書授与式
離任式が終了した後は各クラスでホームルームとなりましたが、中学3年生は大教室で卒業証書授与式が行われ、中野校長より一人一人に卒業証書が手渡されました。
今年の中学卒業生は第24期生で、74名です。
お祝いの言葉
工学院大学附属中学校第24期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。そして、ここまでお子さまを見守り、応援してくださったご家族のみなさまに心からお祝い申し上げるとともに、敬意を表します。保護者のみなさまから大切なお子さまをお預かりし、それぞれの挑戦をお手伝いできたことは、教職員一同、何よりの喜びです。
工学院大学附属中学校へご入学された頃は、まだあどけない「かわいい子ども」という感じだったと思います。この中学3年間は、人生において心身ともに最も変化の大きい時期です。中学生をつばめに例えれば、見た目は親鳥とほぼ同じ感じに成長したものの、親が獲ってきた餌を巣の中で啄んでいる雛といったところでしょうか。4月からはいよいよ高校生になります。義務教育の中学とそうでない高校という違いは大きく、高校3年生で誕生日を迎えると法的にも成人として扱われることになります。
高校生をつばめで言えば、巣から飛び立って自分で餌を獲ることを学んでいく時期といったところでしょうか。中学卒業の機会に中学時代を振り返り、順調だったことは引き継ぎ、うまくいかなかったことはリセットし、高校入学を契機に改めて目標を定めてスタートを切ってほしいと思います。
僕が中学校を卒業する際に、校長先生から「我以外皆我師」という言葉をいただきました。自分以外の周りにいるみんなが自分の先生だという意味です。
人生を豊かにする秘訣は「謙虚で素直でポジティブシンキング」だと私は思っています。謙虚に教えを請い、それを素直に受け止めることは、まさに「我以外皆我師」です。また、心配したり悲観したり不満をぶつけたりしても、問題が解決するどころか、逆に悪い方に向かうことが多いのではないでしょうか。相手を敬って意見を求め、それを参考にして自ら考え、ハッピーエンドを想像して挑戦することで、きっと充実した人生になると思います。
第24期生のみなさんが入学された年の冬から、新型コロナウィルス感染症が猛威をふるい始め、みなさんの中学校生活は入学前に想像していたものとはずいぶん違ったものになってしまったと思います。オーストラリアホームステイを始め、楽しみにしていたさまざまな行事が続々と中止になり、とても残念な思いをしたことでしょう。しかし逆に、こういう状況にこそ、挑戦の機会が至るところに存在し、自分を大きく成長させることになると思っています。
目先のことに振り回されず、その先にある自分の夢や目標を見据え、「謙虚で素直でポジティブシンキング」で前進して欲しいと思います。みなさんの魅力が、ますます輝かしく花開くことを確信しています。
以上、簡単ではありますが、お祝いの言葉といたします。
2022年3月26日
工学院大学附属中学校長 中野由章
午後には大学八王子キャンパスいぶきホールに場所を移し、謝恩会が行われました。
謝恩会
中学卒業生の多くは附属高校へそのまま進学しますが、他の高校に進む生徒の皆さんも数名います。
皆さんのそれぞれの場所での活躍を期待しています。