12月12日(水)期末試験の最終日、新宿の「JR東京総合病院」の講堂をお借りし、髙戸毅院長の特別講演会を行いました。
まずは、新宿南口の「ペンギン広場」に集合しました。
その後、病院内の講堂に移動しました。
髙戸毅先生は、昨年まで東京大学医学部教授、東京大学医学附属病院22世紀医療センター長などの数々の重責を歴任され、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)や小耳症(しょうじしょう)をはじめとした先天的疾患などを再生医療及び組織工学的手法によって解決することを研究されてきました。
長年の研究の成果であるCTーBone(3Dプリンターを用いた人工骨)が実用化され、日本のみならず海外のメディアに紹介されております。
近年ではヒトの耳の軟骨「耳介(じかい)軟骨」をiPS細胞を用いてネズミの体内で作り出すことに成功されました。
現在は、JR東京総合病院の院長のみならず、東京大学名誉教授、日本再生医療学会副理事長としてご活躍されている、先生です。
今回は、工学院大学附属高校の生徒のためだけに、貴重な講演を頂きました。
本物の写真を使って、わかりやすくご説明下さいました。再生医療のエキスパーとであられる東京大学名誉教授の講演を聴くことができるのは、後にも先にも経験できないかもしれません。
生徒達は、皆、真剣に聞いていました。
その後、希望者対象の「病院内ツアー」を体験させて頂きました。
白衣に着替えて、出発です!
実際に、顕微鏡をのぞかせて頂きました。このように、実際の働く現場に入っていけるとは、なかなかできない貴重な機会です。
生徒達は、本当に楽しそうに見学、体験していました。
個人情報、機密事項等の関係もあり、撮影はこの場所しかできなかったのですが、他にも薬剤師の方のお話をお伺いしたり、実際に薬を袋詰めにする機械を見せて頂いたりしました。CTの機械の説明や、実際に働く現場を見せて頂き、大変勉強になりました。
今回、このような大変貴重な経験をさせて頂いた生徒達は、将来、何らかの形で社会に還元してくれるでしょう。日本のみならず、髙戸先生のように、世界に貢献できる大人に成長してくれることを望みます。