「“国際都市”新宿での学び」と「未来の教室」…2018年新宿校舎での授業、最終日。思考力と実践力共に深める1日が新宿での授業。実践的と気付かされたのは、新宿で学ぶ意義を生徒の主体的な学びから気付くことができたからです。過日実施した新宿フィールドワークでわずか50分で14カ国の外国人の人々に生徒たちはインタビューできました。生徒たちが一歩、実社会に踏み込んでくれたお陰で気付かされたことがあったのです。
2018年現在、日本人口を100人とした時、外国籍の人は2人住む国に日本はなっています。東京、大阪、愛知(名古屋)の三大都市圏に多く住まわれています。東京都の人口を100人とした時、新宿区は約「8人」の外国人が住む街とわかりました(八王子市「2人」)。新宿区の人口を100人とした時、実に「13人」が外国籍の住民となります。東京都において最も外国籍の人々が暮らす街が新宿区です。また、年々外国から日本に訪れる外国人も増えています。2018年は3000万人に近づきました。中国、韓国を筆頭にアジア地域からの訪問が約85%を占めています。そして、2020年に向け外国からの来日は益々増加していくことが予想されます。都道府県の訪問率上位1位、2位は東京、大阪です(上記数値は、総務省、政府観光局、東京都、新宿区の統計データより算出)。
つまり、日本で最も多様性に富む街、新宿で生徒たちは学んでいるということになります。4月以降生徒たちが助けた外国人は少なくありません。既に彼等は素晴らしいマインドを持って活躍しています!私達が近い将来向き合う実社会に向け、生徒たちは既に挑戦しています。
昨日、試験前、Scienceの授業、コースケ君とシダクさんが英語で教えあっていました(キクチ先生から感動を持ってそんなシーンがあったと教えてもらいました)。このコースは近未来の日本が置かれる環境が既に実現されています。その意味で“未来の教室”で生徒たちは学んでいると言えます。多様性の中で、認め合い、助け合うことは、実は容易ではありません。時間も忍耐も時に求められます。そして、その環境に身を置かなければ全人格で学ぶことはできません。が、それを乗り越え前進していく挑戦が日々求められる環境の中で、生徒たちの「いつでもどこでも活躍する力」が育くまれています。
本コースで学ぶ意義を、新宿での学びを通して、生徒たちから教えられました。
まえがきが長くなりました。本日の一枚は“未来の教室”で学ぶ生徒たちです。
では本日の報告を始めます。
Mathの時間は試験に向けて総復習の時間に。
ホームルームは明日からの期末試験に向けての準備の時間に当てました。教えることで教わる。学びあいが自然に生まれます。ロバート先生もマンツーマンで生徒の質問に対応して下さいました。最後に「未来の教室」を撮影。
中国語の授業。授業後半、メイクワィラ!(メリークリスマス🎄)ウー先生、2週に渡りお疲れ様でした。良いお年を!
哲学。他の授業においても哲学の授業の効果が出始めています。深い思考を背景とする問いや、本質的に考えて見解を磨いていく生徒が増えています。PBLの際の生徒たちの積極性やチームワークの強みとともに、このクラスの特徴として、担当教員からも報告をもらっています。
さて、本日、哲学の授業テーマは「不倫は合法にすべきか?」よりスタート。高校生には刺激的な問いかもしれません。哲学での問いは自己の価値観を提示せざるを得ない問いになりますね。後半は楽しく知的なゲームの時間に。ジェームズ先生からのプレゼント🎁?
来年1月まで新宿校舎での授業はしばらくお休みです。また、大学入試の関係で来年も残すところ4回です。生徒たちみんな頑張っています。生徒たちとともに見つけた新宿での学びの意義、これからも見守っていきます。しばらく「ハイブリッドインターナショナルコース通信」もお休みです。明日からの試験みんな頑張りましょう!
陽の短さに釣り合わないほど穏やかに暮れゆく“国際都市”新宿、生徒の笑顔を余韻に残し後にしました。