12月17日(火)、高等学校ハイブリッド学年へのキャリア教育及び最先端医療・科学に関する知的好奇心向上を目的として、昨年度に引き続き、新宿の「JR東京総合病院」の講堂をお借りし、高校1年生のサイエンスコース及び希望者を対象とした、髙戸毅院長の特別講演会を開催させていただきました。
髙戸毅先生は、一昨年まで東京大学医学部教授、東京大学医学附属病院22世紀医療センター長などの数々の重責を歴任され、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)や小耳症(しょうじしょう)をはじめとした先天的疾患などを再生医療及び組織工学的手法によって解決することを研究されてきました。
長年の研究の成果であるCT-Bone(3Dプリンターを用いた人工骨)が実用化され、日本のみならず海外のメディアに紹介されております。
近年ではヒトの耳の軟骨「耳介(じかい)軟骨」をiPS細胞を用いてネズミの体内で作り出すことに成功され、現在は、JR東京総合病院の院長をおつとめになる傍ら、東京大学名誉教授、日本再生医療学会副理事長としてもご活躍されている先生です。
今年も、工学院大学附属高校の生徒限定で、貴重なご講演を頂きました。
今回のテーマは、「お口の健康は長寿の秘訣」。
人間の口腔内には、とんでもない数の細菌がいて、様々な病気を起こすもとになるということ、そしてそういう環境をいかにして、より良いものにしていけばよいかを、日ごろの歯磨きの仕方や生活習慣等、様々な角度から、わかりやすく教えていただきました。
専門的な内容であるが故、スライドの写真もリアルなものが多く、人によっては正視できないような画像もありましたが、ほとんどの生徒が目をそらすことなく、興味深く見入っていたのが印象的でした。さすが「医療」や「サイエンス」の世界を目指す高校生だなと感心しました。
また、近年流行した「人は見た目が10割」という言葉を引用しつつ、「美容整形の現在」についてもお話いただき、数多くの事例をあげつつ、その必要性についても触れることで、単純に「美容整形」が悪いものという固定観念は持つべきではないという内容に、大きくうなずく生徒もおり、熱心な質問も飛び出しました。
その後、この日のために、特別に準備していただいた、希望者対象の「病院内ツアー」が始まりました。
白衣に着替えて、出発!意外と?みんな似合ってるね。
このように、実際に働く現場に入っていけるとは、なかなかできない貴重な機会です。
生徒達は、本当に楽しそうに、時に目を見張りながら、見学していきました。
コースは、二手に分かれて「薬剤科」「放射線科」「リハビリテーション科」を回らせていただきました。それぞれに待機していただいた、先生方や職員の方々に、「医療の現場」をリアルにご説明いただき、非常に高価な医療機器とともに、生徒の目前で働く現場を見せて頂き、大変勉強になりました。
今回、このような体験をさせて頂いた生徒達は、「医療」系のみならず「サイエンス」
や「エンジニア」の世界においても、きっと将来、大きな活躍をしてくれると信じています。
高戸院長先生を始め、今回の企画に携わって下さった「JR東京総合病院」職員のたくさんの方々に、心から感謝いたします。ありがとうございました!