コルドバはスペインの南部で、イスラム文化の濃い地域です。学校から歩いて20分ほどのところに、中世の城壁があり、その中はモスクを中心とする街並みがあります。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教、中世、バロック、ルネサンスが調和を生んでいる中心部のモスクを訪問しました。
小道の扉の奥はパテオと呼ばれる中庭が広がる美しい街を散策しました。
コルドバ城壁内のの小道には、ハンカチ通りと呼ばれる、まさにハンカチの幅しかない通りがあります。
そこで、生徒たちは「私たちはハンカチ通りにいます」と日本語とスペイン語を互いに教えあい、皆で暗唱しました。小道の先のパテオで話し合いをし、言葉を練習し、映像に収めました。
さらには、モスクの塔が先に見える花通りで、背の順に並び、写真を撮りました。どこに行く時も皆で話し合い、決定し、行動している様子が微笑ましく、2日前に初めてあったとは思えませんでした。
同じテーマの下活動し、目的を同じくするスペインと日本の生徒たちは非常に打ち解け合っていました。
学校ではハロウィンの装飾がされており、生徒たちは特別支援学級を訪問しました。
生徒たちは中世の文化に触れるとともに、それを継承する同年代の生徒たちとの交流で、相互理解を深めています。古代ローマ時代の建造物も残る地で、世界史や哲学の時間に学んだ内容が実際に目の前にあることに驚きを隠せません。全ての学びが繋がり、さらにここで若者がお互いの歴史から新しい何かを作り出そうと繋がっていることに喜びを感じています。