メディナ・アザハラのアナ先生の授業に参加しました。聖週間の祝祭を中心とした文化がテーマです。お互いに興味関心があるのは、食です。「聖人の骨」と呼ばれる聖週間のお菓子を一緒に楽しみました。
日本からは祭り、家、食べ物について紹介しました。日本の祭りは、スペイン同様に情熱的に映り、お神輿はこちらの聖人の像行列と大変似ていることがわかりました。
本日は強風警報が出るほどでしたが、幸いにも治まり、ローマ時代に築かれた城を訪問しました。
弓を打つ小さな穴を発見したり、コロンブスが女王に旅を懇願しに行った場所やカエサルが植えた木を見たり、ギリシャ神話が描かれたモザイクを見たりしました。哲学、世界史の授業での学びが目の前にありました。
生徒曰く、ギリシャ神話のモザイクは、内容を知っているからこそ深く鑑賞できたとのことです。哲学や世界史の知識があるからこそ、目の前のモザイクや庭の木々の背景にある事実がわかり、意味を感じました。
正面にフランシスコザビエル像がある教会で、神父様がザビエル日本訪問の軌跡について話をして下さいました。生徒たちはザビエルの手紙を交互に読み、当時をしのびました。緊張の面持ちで手紙を読んでいます。
聖堂では、アルベルト先生がパイプオルガンを演奏し、君が代を弾いてくださいました。感激しました。
こちらは食事の時間が違います。午後3時に、お昼ご飯です。学校は3時ごろ終わり、それぞれ家庭に帰って家族で昼ご飯を食べます。しかし、本日は学校でホストファミリーの皆さんも一緒に、パエリアを食べました。
パエリアをお箸で食べる、という取り組みもしてみました。ご飯がパラパラで食べにくいかと思いきや、ご飯が出汁をよく吸っており、日本で例えると、鍋の後の雑炊が汁を完全に吸ったもののようで、お箸で食べやすかったです。
前日に生徒たちが集まって練習したソーラン節を皆さんに披露し、スペインの伝統舞踊も一緒にたっぷり踊りました。
書道を披露しました。また、参加者それぞれの名前をひらがな、カタカナ、漢字で書きました。習字を体験する生徒たちは、興味津々でした。
茶道を披露し、お菓子とお茶を振舞いました。いつするのか、どのようなきまりがあるのか、と質問がたくさんありました。
平和を祈念した折り紙ワークショップで鶴を折った後は、ホストシスターによるフラメンコです。素敵な夜を過ごしました。
生徒の感想です。
茶道を披露しました。十分な道具は持ってこれないため、簡素な形で実施しましたが、大変喜んでくださり、嬉しかったです。和菓子もあんこが口に合うかを心配しましたが、皆さんきれいに間食してくれてよかったです。
別の生徒の報告です。
昨日夜は私のホストファミリーの家に夜に集まり、ホームパーティーをしました。日本食を食べてもらいたいと思い、お好み焼きを作りました。最初は心配でしたが、皆食べてくれて、とても嬉しかったです。
ホストブラザーと地元の友達とサッカーをしに行きました。やはりサッカーは国際言語であり、サッカーがあれば自然と友達ができると実感しました。とても良い経験になりました。
茶道、書道、サッカー、踊りなど自分の得意を生かした交流で、若い世代が文化を学び、慶長年間から続く交流を深めています。