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工学院大学附属中学校・高等学校<公式ブログ>

RSIC2024 Day7 帰国

ラウンドスクエア国際会議を終え、ホストファミリーと仲間たちとの別れを惜しみ、帰国の途に就きました。

生徒の感想です。

遂に帰国の日となってしまいました。びっくりするほど早い1週間でした。ですがこの1週間を振り返ってみると、これほどまでに濃い一週間は経験したことがないと断言できます。まず初日にバスから見えたボゴタ市内の様子、壁に描かれた大量の絵、とてもアーティスティックな都市だと感じました。それと同時に日本と比べてインフラ設備があまり整っていないとも思いました。もしかしたら日本が整いすぎているのかもしれません。

ボヤカ市内で行われたアクティビティも肌で、心で、コロンビアを感じるようなものでした。朝と夜は肌寒く昼は強い日差しが肌を突き刺していました。コロンビアではかなり多くの果物が食べられます。実際に食べたのはパパイヤやマンゴーなど日本でも聞くようなものでしたが、mammoncillo など全くもってフルーツなのかもわからないようなものをよく耳にしました。食文化もかなり日本とは真逆でパンや米、芋など炭水化物を多く食べました。フルーツジュースは100パーセント果汁で美味しくとてもヘルシーでした。とにかく量がすごく3食は当たり前ですがそれにスナックが一日2~3回付き、空腹でいたときはほぼなかったです。

アクティビティも素晴らしいものだらけでした。ハイキングやジップラインなどでコロンビアの自然を体験し、スカベンジャーハントで街の風景や歴史を学びました。牛や馬がそこら辺を散歩していたり、犬や猫そしてなんと鶏が家の番をしていたりと、動物がとにかくたくさんいました。目の前で、しかも街中で鶏が歩いているのをみるとびっくりしてしまいました。そしてなんと言っても山の存在感、圧巻でした。日本で体験しようとしてもそう簡単にはいかないと思います。何が言いたいかと言うと、首都からバスで4時間行けばこのような圧巻の景色に出会えるほど自然に豊かな国だということです。

こんな豊かな国はほんの10数年前までは経済的にも安全性的にも豊かとは言えませんでした。オープニングセレモニーで行われたキーノートではコロンビアの長い内戦の歴史について聞きました。多くの一般市民が巻き込まれ、貧困に陥り、我々では想像もつかないような生活を強いられていました。そんな現状だったにも関わらず本当に現地の方々は優しく、フレンドリーに話しかけてくれるような方ばかりでとても驚きでした。心の暖かい人たちだらけで感動しています。このような人々とお別れするのはかなり辛いですが、またいつか会えると信じて自分なりに努力していこうと思いました。

これほど濃い日々を過ごしましたができるのならもっとコロンビアに滞在し、体験したいと思いました。このような気持ちになれたのは、保護者、先生、周りの生徒、その他全ての関係者のおかげです。全ての人に感謝を伝えることはできなかったためこの場を借りて伝えさせていただきます。本当に貴重な体験をありがとうございました。皆様のおかげでかけがえのない思い出、いや一生涯の思い出となりました。自分なりにもっと工夫してより良い経験にできたとも思い少し反省しています。もう一度となりますが本当に素晴らしい時間をありがとうございました。支えてくださった方々に感謝申し上げます。この経験を活かし、これから生活していこうと思います。

ありがとう, Thank You , Muchas Gracias