ハノイ滞在2日目の朝を迎えました。
充分とは言えないまでも身体をひと晩休ませ、今日も盛りだくさんの1日がスタートです。
まずはホテルで朝食。
昨晩は移動の疲れをとることを優先したため、今日はその分朝からプロジェクトミーティングを行い、3つに分かれているグループごとに進捗状況を発表し共有しました。
8:30にホテルを出発。バスで移動し、ワークショップ会場へと向かいました。
まず1つめのワークショップは、ベトナムについての基本情報です。
壁に貼られたキーワードや数字、写真についてグループで調べ、お互いに英語でシェアするというアクティビティを通して、ベトナムの基礎知識を学びました。
そしてこれが今回のまさにキーワード、ベトナムの少数民族の数ですが、さすがに事前にトレーニングを行ってきただけに、簡単に答えにたどり着きました。
2つめのセッションはパーソナルバリューについてのワークです。
自分にとって大切なパーソナリティが何なのか考え、自分を見つめ言葉にしていきました。
例えば、「自由」「熱意」「思いやり」など、それぞれが大事にする個性、そしてそれらが大事だと思う理由やエピソードを語り、お互いの思いに耳を傾けました。
MoGという、チームとして1つの課題解決に向かって共に取り組んでいくプロジェクトの中では、互いを知り認め合って助け合っていくことが必要不可欠になってきます。
現地入りし、まだ一緒に過ごしている時間が長くはない段階で、自らの、そして仲間の、言葉にできたからこそ知り得た価値観を、今後のチームワークに反映させていく手応えを感じる、有意義な時間を過ごすことができました。
ワークショップの後、障害を持つ方々への雇用を生み出しているドンキーベーカリーというパン屋さんで昼食をいただき、どのような取り組みをされているのかお話を伺いました。
同じくドンキーベーカリーさんのスペースをお借りして、ミニベトナム語講座も。簡単な自己紹介(名前・年齢)を教えていただき練習しました。
とても楽しそうにベトナム語で自己紹介の練習をしていましたが…。実際使うまで覚えていられるかどうかは不安、とのこと。
その後訪れたのは、ベトナムの女性の生き方に焦点をあてた博物館です。
結婚・出産での女性の役割、各民族の結婚衣装の展示、戦時中の女性の役割など関心を持って見入っていました。
パペットショーも見学させていただきました。
日本で購入できるガイドブックには必ずといっていいほど掲載されている、タンロン水上人形劇場で束の間の観光です。
そして現地の学生と対面し、スカベンジャーハントというアクティビティ。
現地の学生1名+本校生徒2名でグループを組み、数々のミッションを時間内にできるだけ多くクリアしていくというものです。
「現地の方と写真撮影する」
「道行く人に道を尋ねる」
「そして最終的には、夕飯会場のレストランに辿り着く」などのミッションを、協力してクリアしていきます。
時間内に、というわけにはいきませんでしたが、全グループが無事レストランに到着。ブンチャーという、こちらもベトナム名物のお料理を、引き続き現地の学生さんと一緒にいただき、交流を深めました。
レストランからホテルまでは3つの班に分かれ、直接戻り作業を進める班、ハノイのトラベルエージェンシーをまわって資料や情報を集める班、とそれぞれに残り少ないハノイでの滞在を最大限生かし、プロジェクトを進めます。
全ての班がホテルに戻った後、休む間もなく、プロジェクトミーティング。
正直、これだけのボリュームを1日で経験するには相当のエネルギーを要します。
頭と感性をフル回転させ、バイクだらけの慣れない街をひたすら歩き、念頭には常にプロジェクトのことを置き…。
そんな多くのことをこなし、そこから少しでも多角的な見方で物事を吸収しようとする姿に頼もしさを感じます。
さて、ハノイでの滞在も今夜まで。明日はいよいよサパ入りです。
そこでまた、どんな出会いや景色が待っているのか楽しみです!