トライ&エラーを繰り返しながら、たくましく生徒は前進しています。
本日、3月31日、4月1日、2日と残るカンボジア滞在も少なくなってきました。
具体的な商品開発、販売促進プランが定まって以降、時間が過ぎるのを早く感じる生徒が多いようです。
カンボジアの実社会と繋がって現実的に貢献するSUSU(旧かものはしプロジェクト)は品質を重んじ、生徒のアイディアや実現可能性への見通しの足らないところに容赦なく再検討を求めます。MoGのvery50引率者、谷弘さんは、これまでのMoGのなかでも、今回のハードルは非常に高いと話されていました。
試作品を作って工場にもちこみ、実際に作ってもらう(その段階まで行く提案は相当素晴らしい提案です)。実際に作ってもらうと、技術面、素材面、様々な検討が浮き彫りになる。持ち帰って課題の解決案を再度検討し、再提案する。それでも解決できない場合は、時に生徒の提案はボツになる。実社会での営み、厳しさを突破するために生徒は必死に食い下がって何度もトライします。「トライ、トライ、アゲイン」です。
現状の課題は、1つに絞られてきた「い草イアリング」の商品化を実現させるか、そして、本日のナイトマーケット(PM5:00~10:00)で140ドルの売り上げをあげ、販売促進に貢献できるか、ということになっています。
先ずは、販売会大成功の画像から!目標を250%以上上回る売り上げ!!
アンコールワットをイメージして、さあ、行くぞのポーズ。昼食時には今日の大成功を誰も予想していなかった…。それでは、成功の道を報告します。
いつものネットカフェ(本拠地)で彼らが作成していたのは、POP。
いよいよ午後の販売会に向けて指導開始。
日本語、英語、中国語を使いこなし、アジアの人々にアンケートをとる生徒。
すでにすごい人材ですね。
「い草で森林浴」なるほど納得なコピーですね。
リラックス、癒しに特化したBGMの選曲。
この2人は実は難しいミッションを橋本さんから依頼されています。
「小中学、高校生にとって魅力的な教育旅行のプロモーションを企画してほしい」というものです。相手は旅行代理店や教育関係機関です。大人扱いされたオファーです。「旅の思い出、い草BOX(仮称)」の商品化の挫折から急展開です。
準備は整いました。
販売会のローテーション。
グーグルフォームを使ってアンケートの集計ファイルを作成。ICT、フル活用。
カンボジアの街を一人市場調査(アンケート調査)のために歩く。つい先日まで中学3年生が、歩き、歩き、歩き、そして、情報を集める。すごいことをしています。
難問を解決するために、活動の質を高めるために、一人一人が頑張っています。カンボジア語への翻訳を始めた生徒も出てきました。その国で成功するためのヒントに気付き始める生徒たち。
緊張した面持ちで開店を待つ生徒たち。
ひしめく競合店。
お店の飾りつけ。宣伝。POP。
世界共通の笑顔で、世界からの顧客を呼び込む。吹っ切れてからの彼女の突破力は本当にすごかった!!
すべての生徒が一生懸命に頑張りました。ほとんど客足途絶えることなく4時間生徒は売上貢献に、頑張り続けました。
イアリングケース試作品も出来上がりました。
アンケートをとり、顧客の感触を確認していきます。
橋本さんと記念撮影。
売り上げの発表です。目標140ドルを250%以上上回る357ドルの売り上げを達成。
歓喜する生徒たち。生徒たちの力、本当にすごいですね!
夜のミーティングではお互いを讃えあう素晴らしい時間になっていました。
成功をおさめたチームはさらに強くなり、前進していきます。
明日は、アンコールワット遺跡に!つかの間の観光です!
言語、歴史、生活文化…背景への理解を深め、体いっぱいに現地の生活を体験する中で生徒の思考は深まっていきます。