新1年生も参加した5月12日のプログラミング講座は、久しぶりに講義形式で行われました。
今回の講座は、ProcessingというJAVAベースのプログラミング言語を使って、簡単なゲームの作り方を学びました。
今回初めてプログラミングに挑戦した生徒も、コツをつかんで、完成したゲームに手を加えて、自分だけのゲームに改良していました。
下の画像は、キャラクターに見立てた円が、プログラムに従って動いているところです。
円をゲームのキャラクターとして扱うために、当たり判定を実装する必要があります。そのために、ホワイドボードを使って、キャラクターの大きさなどを綿密に計算しています。プログラミングを学ぶためには、数学の知識や考え方も重要です。
講義後は、各々の製作の時間です。
これは、MESHを使ってワイヤレスでキャタピラーを動かしています。指示の内容をアプリで細かく決めて、思い通りに動くように試行錯誤しています。
こちらは、モーターの回転力を別の動作に変換するためのパーツを3Dプリンターで出力するために、モデリングを行っているところです。この生徒は、実際に印刷する前に、ソフト上で動作や耐久力をシミュレーションしています。
こうした試行錯誤も、作品を作る上ではとても重要です。
こちらは、マイコンを使って作った、音ゲー用の自作のコントローラーをテストしています。ArduinoのLeonardoという基盤を使うと、マウスやキーボードといったインプットデバイスを自分で作ることができます。
隣で会議を行っていた生徒会の生徒が思わず参戦。使いながら、改良点を提示していました。
自作しているものだからこそ、ユーザーの声を聞いた改良も可能です。
図書館のテレビ台の改良にも協力をお願いしました。
テレビ台の脚が足りなくなってしまい、仕方なく手近なもので高さを調整していましたが、あまり見栄えが良くありません。固定もされていないので、テレビを載せるのも少々不安です。
そこで、3Dプリンターを使って脚を複製することにしました。
依頼を受けた生徒は、早速ノギスを使って実寸をはかり、モデリング。5分ほど(!)で、モデリングは完成しました。
早速、3Dプリンターで印刷を開始。
完成品がこちらです。
左が元の脚、右が今回作成したものです。高さもぴったりです。若干平たくなっているのは、受け止める面が広く平らな方が安定感があるのではないかと、本人が考え改良を加えた結果です。
このように、身近な生活の中で困ったり、足りないと感じたものを簡単に製作できるということは、3Dプリンター大きな魅力の一つです。