先日、インドから学校長、学校経営者など総勢22名の先生方が来校し、教育に関するセッションを開催しました。先進的な日本の学校から学ぶ目的で、MindmingleのShakeel氏を中心に、インド各地の学校の代表者が工学院に集まりました。
まずは小グループに分かれ、校舎をご案内しました。明るい校舎、ロッカー、掃除道具入れ、家庭科室、図書室などの施設と教室での授業を興味深く見学されました。授業時のお辞儀をはじめとした生徒の礼儀正しさ、掃除をする心、ものを大切にする心、ゴミを分別すること、時間に正確であることなどに感心されていました。本校において、なぜそのような教育ができるのかを何度も尋ねられました。私たちの日常や、文化について考え、自国の精神性と本校教育の独自性を再認識する機会となりました。
学校見学を終えた後は、本校の平方校長を囲んでのセッションです。インドからの先生方は、本校校長による21世紀型教育についての話に熱心に耳を傾け、数多くの質問が出ました。伝統的なインドの文化や宗教に基づく教育者の価値観と本校のモットーである『挑戦、創造、貢献』は合致する部分が多く、共感を得ました。文化と理数教育を尊重し、IT技術の進歩が目覚ましい活気ある教育を追求する教育者の熱い思いは国を超えて同じでした。本校ではこのように、新たな教育の価値観やヒントを世界に発信しています。工学院は全世界の教育に今後も貢献してまいります。