ショウタロウが見たカンボジア…「ショウタロウの眼」最終回です。
彼がまとめたこの写真集のタイトルは、「影」です。
どのような思いで、彼がシャッターを切り続けたのか、彼の説明をそのまま引用し、写真を掲載します。そして「GP2019 カンボジアMoG」報告を完成します。
「工学院大学附属中学・高等学校公式ブログをご覧の皆さんこんにちは、高校2年7組の郷野翔太朗です。今回のGPで7組(ハイブリッドインターナショナルコース…引用者註)は全生徒カンボジアMoGに参加ということで私もカンボジアのシェムリアップという街に9日間滞在してきました。当初はMoGプロジェクトに参加せず、記録係として外からクラスメイトを応援する予定でしたが、想定外の事態もありプロジェクト初日からがっつりプロジェクトに参加することになってしまいました(笑)。そんな訳でMoGプロジェクトに参加しながらクラスメイトの活動写真も撮るというとんでもない事態になってしまいましたが、プロジェクト中は現地ビジネスのお手伝いという事もあり、街に出歩く機会が頻繁にありました。世界遺産であるアンコール・ワット遺跡の玄関口にあたるこの街は様々な国からやってくる観光客で常に溢れ、夜には歓楽街として賑わっています。一見、華やかそうに見えるこの街ですが、滞在中に見かけたカンボジアの人々の暮らしはとても質素なもので街の雰囲気とはとても対照的な印象を受けます。さらにプロジェクト4日目には現地のスラムを訪れる機会もありました。そもそも撮ることがとても難しい「ストリートスナップ」、近年では肖像権などの問題もあり、どんどん形見が狭くなっている「ストリートスナップ」ですがなかなか撮ることが2泊3日のような観光スケジュールでは見ることのできない、カンボジアの人々の『素』に向き合い、チャンスがある限りシャッターを切ってきました。」
「影」 撮影:郷野翔太朗
A picture paints a thousand words.