高1は今年度、2つのフェーズに分けて探究学習に取り組みました。
今回は最初のフェーズについてご紹介します。
4月より全生徒が取り組んだのは、探究プロジェクト。何かしらアクションを起こし探究学習をプロジェクトとして取り組むという形式のものです。
当初予定のグループワークではなく、急遽個人ワークとなりましたが、コロナ禍でオンラインでの授業が続く中、各自テーマを設定し、取り組みました。
そして9月の夢工祭での発表を経て、10月には教員が選出したトップ10プロジェクトを対象に、マイプロジェクト事務局※協力による「リフレクション プログラム」を実施しました。
審査員として、本校において探究学習に精通している教員と、外部審査員として神崎史彦先生をお招きし、選ばれしプロジェクトによるプレゼンテーションと、それに関するリフレクション が実施されました。
マイプロジェクト地域サミットへの選考も兼ねた当プログラムを通じて、本校代表として1年2組落合涼太くんの探究プロジェクトがベストプロジェクトに選ばれました。
テーマは、「F1における死亡事故の予防策」です。
2月7日(日)に、落合くんは本校代表として、マイプロジェクトの関東Summitに参加しました。今年はコロナ禍ということで残念ながらオンラインでの開催となりましたが、さすがZ世代、皆zoom機能をうまく使いこなし、ブレイクアウトルームを駆使したグループワーク、発表をスムーズに行なっていました。
午前中はグループに分かれたアイスブレークなど。
午後は発表です。
今回は同じくマイプロジェクトに参加したメンバー間での学び合いという観点で実施されたイベントであったため、各自プロジェクト内容を発表した上でフィードバックし合うという内容となりました。
数チームがブレイクアウトルームに分かれ、ファシリテーター(大学生etc)とサポーター(企業etc)の仕切りの中で、発表および相互フィードバックをするという形を取り、後半発表組は前半に自由にほかのルームの発表を閲覧しにいく、後半は逆になるという仕組みで、オンラインの良さを活かした設定でした。
落合くんの感想です。
「 私は今回、マイプロジェクト2021関東サミットに参加し、新たな発見し多くの事を感じ学びました。私は幼少期から人見知りで、他人に上手く自分の考えている事などを伝える事ができませんでしたが、今回のこのイベントに参加したことによって、自分の考えている事などを伝えることができました。また今回のイベントを通して多くの人と交流し、仲を深める事ができました。また多くの人と意見交換をしたり、プロジェクトの発表を聴いた事によって、自分では思いつく事もできないようなプロジェクト発表を通じ、自分では感じることができなかった価値観や考え方に気づくことができました。」
発表動画はこちらでご覧ください。
今回は、探究学習に興味があり、実際に深く取り組んだ生徒たちが集合したということもあり、オンライン開催にも関わらず大変盛り上がりました。
発表者以外も含め総勢280名超の参加者。
一日中パソコン前にいたとは思えないくらい最後まで熱く語り合いが続いておりました。
落合くんは、F1のファンで、自身もモータースポーツをするため、元々備わっている知識と経験は、素人のそれには想像のできないレベルです。その中で、モータースポーツはエンターテイメントであり、死は必要ではないという信念のもと、自身が今後モータースポーツに関わっていく上であらゆる面で改善を図っていきたいという未来への強い思い、発表の場合で熱心に伝えました。
今回の経験・学びを次につなげていく事を期待しています。