7:58 大宮発 やまびこ125号でいざ仙台へ。
新幹線の中では、楽しくおしゃべりしたり、車内販売のお弁当を買ったり車窓を眺めたり、各々楽しい時間を過ごしました。
仙台駅の到着後、仙石東北ラインに乗り換え、石巻へ。ここで、今回のProject Tourをプロデュースしてくださった、まなびのたねの伊勢さんと合流しました。仙石東北ラインは、震災後の復興事業の一つとして開通した路線とのことで、新しい駅も見られました。終点の石巻では、石ノ森章太郎さんが描いたヒーローが出迎えてくれました。
石巻からバスに乗って、女川のステイイン鈴屋さんへ。ここで、鈴屋さん特製の松花堂弁当をいただきました。食堂の部屋からは海を見下ろすことができました。
昼食後は、女川まちなか交流館へ移動、女川町観光協会の阿部さんから、震災時、そしてその後の女川の復興の様子についてのお話を伺いました。実際に震災を体験した阿部さんの言葉に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。その後は、女川駅前にぎわい拠点の商店街を自由に歩き、商店主の方にインタビューをしたり、買い物をしたりしました。商店街には、ダンボールで作った「ダンボルギーに」が置いてあるダンボールグッズのお店を始め、コーヒーショップやお花屋さんなど様々なお店があり、事前にいただいた「アトム通貨券」を使って買い物をすることもできました。また、女川駅前には足湯もあり、のんびり楽しむ生徒もいました。
女川町は、町が一体となり、復興を進めている町で、東北の中でも最も復興が進んでいる町だと言います。その復興の陰に多くの方の力があったことを、生徒たちも実感した時間であったかと思います。
その後、女川いのちの石碑を見学しました。女川いのちの石碑とは、東日本大震災の後、当時小学6年生だった女川町の子ども達が中心となり、同じような悲劇が起きないように、1000年後の人たちにもそのことを伝えていこうとして建てられた石碑のことです。石碑の前で生徒たちは、当時のことや、その石碑に込められた思いを感じながら、阿部さんや纓坂先生の話にじっと耳を傾けていました。
そしていよいよ本日の宿泊場所である、追分温泉に移動です。曲がりくねった細い道を通ってようやくたどりついた追分温泉は、とても素敵な温泉でした。夕食では、女川の海の幸を中心とした本格的な夕食を堪能。その後は、熱い温泉に入って、今日1日の疲れを癒しました。
おまけ
本日は、なんとC組の宮澤凜さんのお誕生日ということで、友人たちからサプライズのプレゼントがあったようです。思いがけない素敵なプレゼントに、びっくりしながらも嬉しそうな宮澤さんでした。