3月1日に高校3年生の卒業式を挙行することができました。今年の卒業生は259名で第76期生となります。多くの方にご協力をいただき無事この日を迎えられましたことを心よりうれしく思っています。卒業生の皆さん、保護者の皆さま、ご卒業誠におめでとうございます。


学校長より卒業生へのメッセージ(PTA広報誌より)
工学院大学附属高等学校第76期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。また、ここまでお子さまを見守り、応援してくださったご家族のみなさまに心からお祝い申し上げるとともに、敬意を表します。
第76期生のみなさんが中学生の時は、新型コロナウィルス感染症対策のため、さまざまな活動において不自由な思いをしたと思います。高校へ入学後も、まだその影響が残っていたものの、2年生以降は比較的自由に活動できるようになりました。夢工祭や体育祭も従来の形で実施できました。Global ProjectやMoGといった、工学院での特徴的な学びもしっかり取り組んでくれました。Global Projectでは私も沖縄チームのみなさんと行動をともにし、ビーチクリーニングを行ったり、コザのチャンプルー文化を学んだりしたことが、強く印象に残っています。
人類が多大な犠牲を払って過ごした「コロナ中」に、我々が否応なく学んだことや、社会で変化したことがたくさんあります。オンライン会議や在宅勤務などは珍しいものではなく、ごく一般的になりました。また、生成AIが普及し我々の生活を支える基盤になりつつあります。AIは人間の能力を大幅に拡大する拡張機能だとも言えます。その代表格とも言えるChatGPTが登場したのは2022年11月30日です。2022年と言えば、みなさんが高校に入学した年です。つまり、みなさんの高校生活の方が、ChatGPTが使われている期間より長いのです。しかし、この短い期間で、世界はAIによって劇的に変わりました。そのAIを適切に活用し、新しい社会を創造していくのはみなさんです。
工学院大学附属高等学校で過ごした時間は、みなさんにとって、かけがえのない充実したものだったと思います。本校での経験を活かして、夢を抱き、目標を見失わず、しなやかに対応し、挑戦し続けることで新しい時代を逞しく切り拓いていってください。みなさんが大きく飛翔することを確信するとともに、みなさんの未来が幸福に満ちていることを祈念しています。
PTA卒業対策委員会の皆さまには教室を豪華に装飾していただき、卒業式後には保護者の皆さまにも見守っていただきながら、温かい雰囲気の中で最後のホームルームを行うことができました。



また午後3時からはエルシー八王子にて卒業パーティ・謝恩会も開催していただき、生徒たちとの最後のひと時を楽しく過ごすことができました。ご尽力いただいた卒業対策委員会の皆様に心より御礼申し上げます。



卒業生の皆さんからは卒業記念品としてBOSE製のポータブルラインアレイシステムを贈呈していただきました。大切に使わせていただきます。
卒業生の皆さんの今後ますますのご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
(学年主任:青木慎英)