毎年横浜で行われる図書館最大のイベント、「図書館総合展」も、今年はオンライン開催となりました。
「工学院大学附属中学・高等学校の図書館をLIVE配信しませんか?」というご依頼をいただいたのが数ヶ月前。そこから、デジタルクリエーター育成委員会と図書委員会のメンバーで、準備を進めてきました。
配信方法は動画ではなく、LIVE配信と決めました。ぶっつけ本番の放送はリスクも伴いますが、生の様子を伝えることで、ありのままの様子を伝えることができます。
また、本来であれば、平日の授業中に開始される図書館総合展に、中高生が参加することは不可能ですが、今年はオンライン開催ということで、実施する日もこちらで指定でき、生徒の参加も可能になります。
オンライン開催は、逆に学校図書館にとって、「大きなチャンス」となりました。
11月7日のLIVE配信の2週間前から、細かい配信内容や分担を決め、台本を作ってリハーサルを複数回行いました。
配信方法はzoomとし、実際に繋いでカメラやマイクを調整します。実際に繋いで見ると、いろいろな問題点が見えてきます。それらを一つ一つ調整していきます。
それでは、そのLIVE配信当日の様子を、レポートします!
配信の1時間半前に集合、機材のセッティングや進行確認など、最終調整を行いました。
さぁ、いよいよ配信スタート!
……と思ったら、2階からのはずが1階がスタンバイしてる?視聴してくださっている皆さんから「慌てないで」「大丈夫だよ!」という温かいコメントをたくさんいただき、励まされます。
LIVE配信ならではのリアル感が素敵です。
さて、しょっぱなからバタバタですが、気を取り直して配信スタートです。
まずは2階のスペースから案内開始です。利用中の生徒にインタビューしながら、図書館内のスペースや展示を紹介していきます。
ここでは、紹介する人とカメラマンの息が合うことが重要です。
配信班は、モニター越しに進行を確認します。続々寄せられるコメントを読みながら、時に返信を返したりしています。温かいコメントは、頑張っている生徒たちをとても勇気づけてくれました。
時にはトラブルで、配信が一時停止するも、すかさずサポート。すぐに配信が再開したのはさすがです。
次は、Fabスペースの紹介です。置いてある機材や、作品の紹介をしていきます。
3Dプリンターはもちろん、フロッピーを使った楽器や、実際の机を切りぬいて作った、ゲームができるドリームデスク(ゲームのプログラミングも生徒自身)も公開しました。
次は階段を降りて、下に行きます。本校は図書館が2階構造になっています。
今度は1階のスペースをまわりながら紹介していきます。
実際に目で追えなくなった2階の配信スタジオ!のメンバーは、モニター越しにその様子を追いかけます。頑張れ!!!
その間も、参加者の皆さんから、温かいコメントが続きます。
1階の紹介が終わったところで、多読ルームへの紹介へと写っていきます。紹介の生徒が多読ルームに移動したところで、次の紹介担当のちーむべりぃぐっと!のメンバーがスタンバイ。この辺りの息の合った進行が、配信の裏で行われています。
多読ルームを紹介したところで、「ちーむべりぃぐっと!」のメンバーにスイッチ。
代表の飛川優くんが、ちーむべりーぐっと!の紹介をしていきます。
最後は、全員集合して皆さんにご挨拶。
ご参加いただき本当にありがとうございました! お楽しみいただけましたでしょうか?本校図書館の概要、そして生徒たちの頑張りとLIVE感が伝わったのであれば何よりです。
配信終了後に全体ミーティング。
いろいろ大変だったけれど、とにかく楽しかった!またやりたい!のコメントが続々と出てきました。みんなで力を合わせた今回の配信は、小さなトラブルから、実は大きなトラブルまでいろいろあったけれど、まちがいなく大成功でした!
いつか、またやりましょう!
機会をくださった図書館総合展の運営委員会のみなさん、ほんとうにありがとうございました。
新型コロナの影響で、やりたいことが制約される日々が続きます。でもその中で、「できないことを嘆くのではなく、できることから挑戦しよう」と思うことは、とても重要です。そうした大切なことを、今回もまた生徒たちに教えてもらった気がします。
みんな、本当にお疲れ様!!!
※ 今回使わせていただいた写真は、そのほとんどが高校3年の郷野翔太郎くんが撮影したものです。大学では、さらに写真について学び続けていくとのこと。これからも応援しています。素晴らしい写真をありがとう。