10月28日(水)1限目のLHRの時間に、2年8組の飛川優くんにお願いして、ProjectTourの話をしてもらいました。
ProjectTourが間近に迫ったところで、実際に東北に行った先輩が、何を体験しそれをどうつなげているか実際に聴くことにより、改めて東北に行く思いを高めていって欲しいという狙いです。
飛川君は、工学院中学からの内部進学生で、中2の時に東北へのProjectTourに参加し、帰ってきた後も、「ちーむべりぃぐっと!」として、YoutubeやTwitterなどを使いながら、様々な形で東北のことを発信、サポートする活動を進めています。
講演はzoomを使って行い、生徒たちは各クラスで、飛川君の話を聞くという方法を取りました。
飛川君の話は、まず彼らの活動である「ちーむべりぃぐっと!」の話から始まりました。ちーむべりぃぐっと!が作成・公開している動画の中で登場する「かたりべ」の佐藤誠悦さんは、ちーむべりぃぐっと!の名付け親でもあり、今回のProjectTourでは、1、2日目の東北でのほぼ全行程にご同行いただく方です。
飛川君が後輩に伝えたいメッセージ「震災10年目 私たちにできること」は、4つのテーマに分かれていました。
まずは、「東北を知る」こと。
生徒たちは、事前学習において、東北について調べたり、東日本大震災についても学んできました。その上で、当時の苦難を知るとともに、現在の復興途中の様子も、是非知って欲しいことの一つです。
次は、「東北から学ぶ」ことです。
「東北の人たちを元気にしたい、復興を応援したい」という思いで、飛川君は東北から学んだことを、様々な形で発信しています。震災直後から、手書きの壁新聞を作成し、情報発信に尽力した石巻日日新聞の活動のインタビュー動画はその一例です。
「復興応援など言っている場合ではない このままでは東北の二の舞になる」
「東北の教訓を学び伝え 自分や大切な人の命を守る」
という彼のメッセージは、震災を他人事ではなく「じぶんごと」に引きつけて考えるという、大切なメッセージを、私たちに伝えてくれます。
3つ目の「東北を楽しむ」では、生徒たちが立ち寄る場所の美味しいものや、綺麗な景色の紹介をしてくれました。
生徒たちの中には、是非食べてみたい!あるいは、この景色を見るのが楽しみ!など、東北に行く楽しみを見つけた人もいたでしょう。
最後は、「ひとの温もり」です。
飛川君は、その活動の中で、何度もこの言葉を口にしていますが、生徒たち一人一人も、ぜひ今回のProjectTourの中で出会う人々との交流を大切にして欲しいと思います。
飛川君、素晴らしい講演をありがとう!
後輩たちにもきっと君からのメッセージが届いたことでしょう。
さぁ、いよいよ11月8日(日)、ProjectTourに出発です!