プロジェクトツアーも、あっという間に最終日です。昨夜の雨も上がって、なんとか天気は持ちそうです。
まずは、朝食を4会場に分かれて取りました。
ホテルパレス松洲さんは、修学旅行生を受け入れるのは今回が初めてとのこと。豪華な部屋はもちろん、食事もとても豪華です。
食事のあとは、部屋を片付けて出発の準備。
ちゃんと片付いているか、教員が各部屋を確認して回っていると、ペットボトルをまとめておいた脇に「ペットボトル おねがいします」のメモが。片付けてくれる誰かを想像できることは、とても大切です。小さなメモにこめられた、感謝の気持ちに、心がほっこりしました。
バスに乗り、松島桟橋 まで移動して、各クラスごとに記念撮影です。
松島桟橋から、遊覧船に乗って塩釜に向かいます。貸切の船で、みな思い思いに自由に船内を移動し、外の景色を楽しんでいました。
塩釜から、うみの杜水族館に移動し、ここから2時間弱の自由時間です。
入館前には、バスの中で検温です。今回のツアーでは、あらゆる場所で入館の際に検温がありました。最後の検温も全員平熱でパス!
コロナ禍のプロジェクトツアーではありましたが、誰ひとり体調を崩すことがなかったことは、本当に何よりでした。
うみの杜水族館では、様々な海の生き物を見たり、イルカやアシカ、バードのショーを見たりして、時間を過ごしました。
前半は研修が多かったプロジェクトツアーですが、最終日は思いっきり楽しめるプログラムです。久しぶりに仲間との宿泊行事を、生徒たちは楽しんでいました。
「仙台うみの杜水族館」は、震災後に建てられた水族館です。
HPには、「水環境をはじめとする自然の再生を見つめ、力強く未来へ向かう東北を示すことにより、訪れる人々に勇気や活力を感じていただける水族館を目指し、『復興を象徴する水族館』として地域の皆さまとともに歩んでまいります。」というメッセージがあります。たくさんの命を奪った海は、同時に豊かな自然や、めぐみを我々に与えてくれる場所でもあるのです。
プロジェクトツアーも、いよいよ最終段階です。バスは、仙台駅へ。
まずは、新幹線の乗り場付近の待ち合わせ場所に全員で移動、教員から諸注意を受けて、東北での最後の食事、そして自由時間です。
実施までに、様々な変更を余儀なくされました。止むを得ず諦めたプログラムもあります。そんな中でも、様々な体験をすることができた、本当に貴重な4日間でした。
最後に仙台駅で、学年主任からの注意、そして4日間のプロジェクトツアーの企画運営をサポートしてくださった、まなびのたねネットワークの伊勢みゆきさんより、メッセージをいただきました。
「震災後、多くの人が『生きている』ではなく、『生かされている』と実感しています。皆さん一人一人が、自分の大切な命をどのように使うのか、人生の使命をこれからのたくさんの出会いと経験と学びの中から、見つけてもらえたら嬉しいです。」
伊勢さんと佐藤誠悦さんからは、「減災手ぬぐい」をいただきました。広げてみると、様々な減災の工夫が書かれています。
さて、東京に帰る時間が来ました。
4日間、お疲れ様でした。この4日間で見たこと、聞いたこと、感じたことを、これからにつなげていってほしいと願います。
そして学校に帰って、改めて「貢献」について考えていきます。