5日目の午前中は、カーティン大学でのSTEMアクティビティです。
カーティン大学は西オーストラリア州で最も大きな州立大学です。
特に、工業工学・化学工学・海洋科学などでは世界トップレベルの教育を誇っており、20カ国・約90の大学と姉妹提携を結び、活発的に教育交流も行っています。
※ゴールド社のインスタグラムにも紹介されています
http://www.instagram.com/perth_ryugaku/
STEMアクティビティ
今回のSTEMアクティビティは、身近な材料を利用して決められた予算の中で水上プラットフォームを作成するというものです。
オーストラリアでは水上で生活している人々がいたり、地球温暖化の影響で海面が上昇して土地が沈んでなくなってしまったりしています。
私たちのGPのテーマである「水」に関わる課題を考えながら楽しんで取り組むことができました。
Plan→Build→Test→Improveのサイクルでお互いの意見を持ち寄って協力しながら進めていきます。
人に例えたビー玉をどのくらいのせることができるでしょうか。
予算を追加し、改良を加えていきます。
各グループで工夫を凝らしたプラットフォームがつくられていきます。
1番多くビー玉をのせることができたのは「Team Science」の4名でした。さすがサイエンスクラス!
昼食後は、グループごとの発表会です。
昼食
発表会
各グループで設定した「問い」に基づいて、事前学習を重ね、昨日はフィールドワークも行いました。
各班のテーマは以下の通りです。
- オーストラリアの人々と水の関係性(人々の生活、安定した水供給)
- 水問題が与える人々の生活への問題
- マイクロプラスチック問題〜マイクロプラスチックを削減するために取り組んでいるものは何か?本当に効果があるのか
- オーストラリアの水事情に日本に日本が与えられている影響(日本の技術を使用、仮想水など)
- オーストラリアの人々の節水の仕方
- その日の気候に関係なく使える「水」を考える
- 気候に左右されない水供給
- パース現地民の節水対策案の調査とその理由
- オーストラリアでの節水の取り組みやその工夫について
昨日一緒にフィールドワークをした大学生リーダーたちも発表を聞いて、コメントをしてくれました。
それぞれのグループが一生懸命発表を行いました。「問い」に対する自分たちなりの解決方法や提案も見られたり、「ユニークな発想でおもしろい」とコメントをもらったりしたグループもありました。
振り返り
最後はグループごとに発表の振り返りをして、最後のひとときを楽しんでいました。
生徒も安心したのか、笑顔が見られます。いつの間にか、大学生リーダーとの仲が深まっているようでした。
長いようで短かった1週間も終わりに近づいています。
明日は日本へ向けての長い移動日です。やっとパースでの生活にも慣れてきたところですが、楽しく充実した時間はあっという間に過ぎてしまいますね。
生徒たちの表情も出発時から変わったように見えます。
今日までの活動や思い出を振り返りつつ、忘れ物のないようにパッキングを終わらせなくてはいけません……!